信州では、住宅隣接地の山際でさえ、「クマ注意」の標識や侵入防止柵がやたらに存在する!
https://youtu.be/a9znBCCa8BQ
ここ2・3年県内では、住宅地にクマが出てきたというニュースがやたらに多くなった! もっとも住宅地に隣接している坂田山では、住宅から僅か10mくらいのところに、野生動物の侵入防止の柵が張巡されている。そこには電気を通しており動物が触れればショックを与えるようになっている。[しかし野生動物も強かで、学習能力を発揮して、容易く乗り越えてしまうのだそうだ!]
須坂にクマが出てくるのは、ある意味(!?)仕方がないと思うが、県都長野市の、新幹線のホームの上にクマがウロチョロしていたというのは、ちょっと笑えない!びっくりポン!である![旭山辺りから降りてきて、犀川の河原を南の方に進んで来たのではないか!? 新幹線は高架にはなっておらず在来線と同じ高さである]
https://youtu.be/opwFDexb5LY
どうして人の住んでいる所まで野生動物が出てくるのか!? 1つには、林業が廃っていること。それにより山と居住地の峻別が無くなったという事らしい。休耕地の問題もある。荒れ放題なのである。野生動物は山の延長、即ち人間の住んでいるという意識なしで侵入してくる面もあるという。昔はクヌギなどという雑木でも、炭を作るために使われ、里山から幾筋も煙が上っていたものだ! 要するに人が頻繁に山に入り、無言の圧力を野生動物に放っていたのだ! 林業も今新しい動きがあって、復活する兆しもあるというが、相変らず輸入木材に押されて採算が取れない状況にあり、作業も余りできないでいるから荒れ放題になっている山が多い!
また天候異変などが原因で、野生動物が食べるエサが不足しているという状況もある様だ。里に下りて、ごみ収集場所などで、思わぬ餌にありつけば、学習能力を発揮(!?)して、当てにして度々出てくるという事もあるそうだ! もっと大胆なのは、人家に寄ってきて、軒先に置いてある野菜や、もっと大胆な奴は、冷蔵庫まで開けて持ち去る輩もいるという。
また集落の過疎化で、里に人が少ないというのも、野生動物の侵入を許してしまう原因という事だ。こうなると、現在の日本の諸問題が集約されて、この「野生動物が里に出てくるという問題」の原因になっていると言わざるを得ない。
里に出てくれば、人に危害を加えるといけないという事で、地元の猟友会員などが動員されて、殺されてしまう例が多い。
我らの身近な鎌田山さえも、山のあちこちに、クマ除けの鐘が設置されている。チョットした山に登ろうと思えば、ナップザックなどに鈴を幾つも付けて、歩く度に音が出るようにして登る!
鎌田山でさえ、クマは兎も角、カモシカを見たこともあるし、坂田山辺りは、イノシシなども相当数いるらしい。林道のあちこちに、イノシシが掘った穴をよく見掛ける。数年前にクマに遭遇して、追っかけられて死んだ人もいるという事だ。須坂に限らず、信州のあちこちで「クマ出没注意!」などと看板が出ているが、「そうは言われてもなあ!」である! クワバラクワバラ!
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