勝善寺 長野県須坂市 境内の大欅枝打ち作業 かなりスッキリした!
蔵の町須坂!旧市街地の真ん中に鬱蒼とした欅の森が見える。勝善寺は境内の広さ2900坪、何度か火災に遭い、現在の本堂は慶応2年(1866)から16年の歳月をかけて完成した。本堂の広さは317坪あまり。欅の大柱60余本が使われている。境内には欅は6本程あるのだが、昔鐘楼があったところが丘になっていて、そこに一際大きい欅がある。幹回り4m 高さ16mにならんとする大木である。これらの欅は枝が伸び、4月上旬ころ葉を茂らせ、夏は濃い緑、秋には黄色みが掛かり、雪の降る前には、茶色に変化し、落葉する。冬には各枝々に雪を乗せ、一面銀世界となる。そんな訳で、この欅群は季節の変わり目を端的に見せてくれる。
その欅の大木であるが、南側の保育園に面した部分を今度枝打ちした。この保育園は、仏教系の園で、この勝善寺も関係している保育園であるが、屋根にこの欅の葉が落ちて大変なため、この度の枝打ちになったのではないかと思われる。
偶々遠くに出る用事もなく、家の中に居たので、撮影してみた次第である。
2日掛でかなりの枝を落としたのでスッキリした。あと10日もすれば、一斉に芽吹き、またこんもりとした森状になると思うが、今までと違って、光が通る森となるのではないか!また秋の夥しい落葉の量も少なくなると思われる。動画を乗せておきましたが、この落葉の状況は凄まじく、町内で一斉清掃に当る。
◇勝善寺ついて◇
柳島山という山号をもつ勝善寺は浄土真宗大谷派の名刹で、正治元年(1199)に現在の長野市柳原中俣(水内郡中俣村)に創建された。開基は清和源氏の流れ井上源氏の血をひく釈明空。明空は親鸞上人の直弟子で6人の高僧のひとりである。この6人の高僧たちの寺は当初常陸の国にあり、「磯部六ケ寺」と言われていたが、後信濃の国、越後の国に移転した。そのうちの2寺が須坂市内に存在する。普願寺とこの勝善寺の2寺である。その後勝善寺は須坂市八丁へ移ったが、元和9年(1623)に須坂藩主の招きで現在地へ移った。
秋 落葉凄まじく!
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