老後に備えて趣味は遅くても50歳で始めよ! 定年後に「新しい趣味」を始めても大半が長続きしない! (ちょっと懐かしいが野末珍平の趣味論のご紹介!)
【定年後じゃ遅い!遅くても50歳から始めよ!】
老後は趣味を持て! 世間ではよくこう言われる。確かに、趣味が生き甲斐の人もいる。ただ、思うところ、結局は、「楽しい時間潰し」であり、「いい仲間づくりのツール」じゃないかと思う。
その意味では、何をやってもいいが、ただ定年後に始めるんじゃ遅いんです。70歳近くになってのスタートは、トシのせいで覚えも悪いし、モノにならないことだらけだ。しかも、サークルを仕切る古株が居たりすると、中々中心にはなれない。粗末にされ新人扱いに耐えられず長続きしない。だから、趣味を始めるなら50代から。無趣味の人でも、あれこれやってみれば、一つくらいモノになる。
「無趣味で何もできなかったんだ」という人は多い。二胡を習って人前で弾ける寸前までいったが、目を手術して楽譜が読めなくなって諦めた。いまも続いているのは、“雑談ランチ”かな。日替わりでいろんな友人を呼んで雑談の相手をして貰う。土日は休みだけどね。
小動物のエサやりも趣味だね。月にいっぺん、飯田橋のカナルカフェに行ってコイのエサやりをしている。コンビニで食パンを2斤買って、ちぎってあげる。デカいコイが大きな口を開けてパンを奪い合う。何匹も集まって波打つ。あの躍動感は見てるだけで楽しい。
春と秋の年2回、千葉県の高宕山自然動物園にも行く。富津から奥に入った山の中の動物園に、サルがいてね。そこで100円で売ってる古いサツマイモやリンゴを買って行く。温厚なサルたちで人の手から奪ったりしない。慣れてくると、向こうから近づいてくる。ボクはキュウリやバナナなんかを持っていって細かく切ってあげたりする。可愛くて時間を忘れる。
【馴染んだ趣味を続けるのが一番】
ま、いずれにしろ、老後の趣味は、カネがかからなくて現役時代から始められるモノがあればそれに越したことは無い!大体日本の勤労者は仕事没頭型で、趣味などを考えない人が多い。そして男女一緒にやれる趣味の方が長続きする。仲間づくりの意味合いが大きいからだと思う。
たとえば、コーラス。合唱団はどこの自治体にもある。俳句も安上がり、最近、テレビがまた扱い出してブームなのだろう!吟行といって、どこかに出かけて何句か詠む。会費2000円位で弁当食ったりビール飲んだりして楽しめるのだからコレもあり。友達ができる。
ジョギングも増えている。ボクの家の近くに銭湯があって、夕方5時ごろに行くと、ランナーたちがロッカーに着替えを入れドッと出ていく。帰りにひとっ風呂浴びるんだろう。
「刺激が欲しい」というムキには、競馬やボートレースも悪くはない。推理のゲームで頭を使うし、現場に行けばそれなりに歩いて運動になる。週1回、1日1万円とか軍資金を決めてやる分にはいい。入れ込んじゃう輩は止めておいた方が無難!
夫婦でやるなら旅行だろう。いまは格安ツアーが一杯ある。旅仲間もできるらしい。とにかく、50代からアレコレ食い散らかして、一番馴染んだ趣味を継続。それが一番だ。
知り合いに“孫が趣味”な~んて男がいるけど、アレはいただけない。どうせ、数年経ったら離れちゃうんだから、老後を充実させるためにカネ使った方がいいよ。冥途には持っていけねえしな!
[私論] おいらは、いま趣味どころの話ではない! 定年後10年! 悠々自適とはいかず、否が応でも、食い扶持を繋げねばならぬ! 幸か不幸か、人さまから見れば、「趣味の延長」みたいなものをやっているのだが! 中々人生思う様には行かぬ! モタモタしてれば「タイム アップ」になっちゃうよ! (;´д`)トホホ人生だ!
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <view/life>
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