安倍首相の“平昌五輪欠席”次第では新局面に!クギ刺した公明代表の胸の内!
公明党の山口代表は18日の会見で「安倍首相が平昌五輪に出席することを期待したい」と述べ、2月の平昌冬季五輪の開会式への出席を見送ろうとする首相に対してクギを刺した。
安倍首相が開会式欠席の方針を固めたのは、韓国政府が慰安婦問題をめぐる「日韓合意」の見直しを公表したことへの抗議とみられている。しかし、山口代表は昨年11月の訪韓時に文在寅大統領から首相の開会式出席を直接要請された。安倍首相が本当にボイコットすれば赤っ恥をかくことになる。
■これがキッカケで自公連立にいよいよ亀裂が走りそうだ■
「改憲論議が本格化する今秋あたりから自公の間に温度差が生じるだろうと見ていましたが、時期が早まり、通常国会会期中にも不協和音が生じるかもしれません」(政治評論家・伊藤達美氏)
与党に復帰して5年。この間、公明党は安倍政権が主導した安保法制や共謀罪に次々と賛成し、支持母体の創価学会員の不満が鬱積している。昨年10月の総選挙で公明党は6議席減らし、比例区では700万票の大台を割る結党以来無かった敗北を喫した。
■名護市長選の結果で決定的に■
「来年は統一地方選と参院選を控えています。公明党内では『自民党の下駄の雪を続けたままではジリ貧になる』と選挙協力の見直し議論に発展する兆しがあります」(公明党関係者)
早ければ2月4日投票の沖縄県名護市長選直後にも自公の亀裂が鮮明になるかもしれない。公明党は自民系候補を推薦し、山口代表も「先頭に立って勝ち抜きたい」と強調するが、絶対に勝てる確証はない。
「もともと公明党の沖縄県本部は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対の立場。米軍ヘリの窓枠が落下した普天間第二小学校の上空を、また米軍ヘリが編隊飛行したことに沖縄世論はカンカンです。公明党が自主投票に踏み切る可能性が指摘され始めました。山口代表が支援を表明した名護市長選に敗北すれば、公明党の影響力は低下します。ますます安倍政権に蔑ろにされることになりそうです」(地元記者)
安倍首相の平昌五輪のボイコットが正式決定した段階で、公明党はどんなアクションを起こすのか。新展開局面に入るか注目される!
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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