加計“告発”の前川氏 今治市で講演!建設推進の校舎!憤り「見たくないもの見た」!

この国の行方

加計“告発”の前川氏 今治市で講演!建設推進の校舎!憤り「見たくないもの見た」

 

「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」――。

 

加計学園の岡山理科大獣医学部の問題で、「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官。3日に初めて獣医学部のある今治市を訪れ、講演したのだが、なぜか全国メディアではほとんど報じられていないから不思議だ。

 

講演前、建設が進む獣医学部校舎を県道から眺め、「既成事実の積み重ねで校舎ができてしまった」と感想を漏らした前川氏。市公会堂で行われた講演には市民ら約1200人が詰め掛け、立ち見が出るほど盛況だった。

 

■安倍首相の「指示」に踏み込む場面も■

 

「今治市と加計学園は構造改革特区へ15回申請して却下されていた。2015年4月2日に、今治市企画課の課長、課長補佐、愛媛県職員、加計学園事務局長らが首相官邸を1時間半訪れている。本人は記憶にないと国会で答弁したが、柳瀬唯夫首相秘書官(現在、経産省審議官)に間違いないと思う。官邸での会合は安倍首相の指示で、ここで国家戦略特区での認可の道筋が決まった」

 

「国家戦略特区で認定されたのが17年1月20日。それから1年で教員を揃え、工事を終えた。あり得ないことだ。政治判断で文科相が(昨年)11月14日に設置認可を出した。最初から開学の認可を得られると踏んで進めてきた結果がこれだ」

前川氏はこう言って今回の問題を淡々と振り返り、「4月の開学を止めることはできないが、将来、禍根を残すのではと心配している。今は、獣医学部を目指して浪人している受験生もいるので、しばらくは入学者を確保できると思うが、18歳人口がどんどん減少するし、獣医師が多すぎることになり、将来どうなるか分からない。最低ランクの獣医学部だから、受験生が減ると思う」と語り、「市の財政悪化を招く恐れがある。今治市民は巨額の税金を一私学に投入することの是非を考えて」と訴えた。

講演後の囲み取材では「加計学園も森友問題も、公有地が学園に提供されたという共通点がある。政府が関係文書、資料を出さないので未解明の点がいっぱいある」と言い、「国会、メディアのみなさんの努力で真実を追及してもらいたい」と締めくくった。

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <View news>(取材協力=ジャーナリスト・浅野健一氏)

加計“告発”の前川氏 今治市で憤り「見たくないもの見た」|日刊ゲンダイDIGITAL
「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」――。 加計学園の岡山理科大獣医...

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