1等陸佐の警告7年放置 ! 北朝鮮「電磁パルス攻撃に打つ手なし!」の恐怖

この国の行方

1等陸佐の警告7年放置 ! 北朝鮮「電磁パルス攻撃に打つ手なし!」の恐怖

 

6回目の核実験を強行した北朝鮮が開発成功を主張する「電磁パルス攻撃」(EMP攻撃)が、世界を震撼させている。高度30~400キロの上空で起こした核爆発で広範囲の電子機器を損壊し、都市機能を壊滅に追い込むとされる。防衛省筋によると、3日の水爆実験の爆発規模は160キロトン(TNT火薬換算)。その10分の1以下の10キロトンで、EMP攻撃の影響範囲は日本全土を覆う半径1100キロに達するという。

安倍首相の再登板以降、6年連続で防衛費は増大。2018年度予算の概算要求は過去最大の約5・3兆円に膨張したが、EMP攻撃への備えはほぼ皆無だ。防衛装備庁によれば、03年からの4年間で「装備品の電子機器の防護技術に関する研究」の試作品費として2億円を計上したのみ。

 

「冷戦時代に策定された日本の防衛方針は、ソ連の侵攻を通常兵器で反撃するという前提です。米国の核の傘に守られていることから核攻撃される想定がなされておらず、重要インフラに対するシールド(遮蔽)もなされていない」対策はゼロに等しい。

その一方で、防衛省内では、北朝鮮によるEMP攻撃で日米韓が受ける被害について警鐘が鳴らされていた。水野文雄1等陸佐が業界誌「陸戦研究」(2010年2月号)に寄稿した論文「核弾頭搭載弾道ミサイルの高高度核爆発に対する我が国の対応」だ。その指摘は具体的で生々しい。

 

〈北朝鮮が韓国及び米国との交戦を決意した場合、高高度核爆発は以下の理由から、北朝鮮の軍事的劣勢を挽回するために極めて有効な手段となり得る〉とし、その効用をこう分析する。

〈北朝鮮の動向を監視すると共に、各種情報を収集するためのレーダ、通信施設、低軌道を周回する偵察衛星及び探査衛星、空中監視の偵察機・無人機等が破壊され、米軍及び韓国軍並びに日本は情報収集の目を失うことになる。また指揮統制のためのコンピュータシステム、無線・有線通信施設も同様に機能不能に陥り、打撃力である戦闘機、艦艇、戦車等の戦闘車両も被害を受け、戦力発揮困難な状況に陥ると予想される〉

 

その結果、米韓軍の〈圧倒的優位を瞬時に帳消しにすると共に、韓国及び日本を麻痺させ、混乱を生じさせて、北朝鮮の特殊部隊を多用した戦術に適した環境を作り出すと考えられる〉というのだ。領土や領空に着弾する恐れがなければ、迎撃ミサイル発射のタイミングも逃しかねない。そうなると、なす術もない。

こんなお寒い状況という課題を残しておいて、総理は、北朝鮮に対し、圧力の強化一辺倒だが、果たして日本の安全は守れるのか!? 幾ら「(自論が正しいと主張しても)、戦争状態を招いてしまえば、国民を守るも何もない。

 

記事・画像 引用・参考元 Yahoo News

1等陸佐の警告7年放置 北朝鮮「電磁パルス攻撃」の恐怖|日刊ゲンダイDIGITAL
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画像元 yjimage

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