夏の厳しい環境を乗り切り、秋の涼しい季節は夏バテが起きる!がん死は男女とも秋から暮れに向けて増える傾向がある!

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夏の厳しい環境を乗り切り、秋の涼しい季節は夏バテが起きる!がん死は男女とも秋から暮れに向けて増える傾向がある!

 

小生は営業を通算24年やってきました。車で町の中を走っていると、葬式が多い季節が解ります。季節の変わり目が多いのですが、やはり冬が多いように感じました。実際どうなのか調べてみたら、1年のうちで12~2月に死亡率が急激に跳ね上がる(厚生労働省の人口動態統計による)平成24年の場合、年間死亡数の約28.4%が12月から2月に集中する。最も少ない夏(6~9月)は約22.5%となるため、その差は約6%、7万4586人にも及ぶ。という事が分かった。

 

昔から世間では「秋はがんで亡くなる方が多い!」と言われている。経験年数の多い医師の間でもそのように言われている。一方がん死には季節性はないという説もある。どうなのだろうか?

 

実は胃がんに関しては、秋に死亡が増えることが解っている。古いデータではあるが、1970年代に発表された論文には、「胃がん[死]は秋[9~10月]にごく低いがピークがあると書かれている。またその理由としては、①日本の夏は高温多湿でがん細胞の分裂が促進されやすい。②夏の暑さにそれなりに持ちこたえた体力も、秋の急激な変化で体力も打撃を受けるなどが考えられるとしている。

 

高温多湿とがん細胞の分裂の関係は実のところ分かっていない。後者は納得できる原因ではないかと思われる。この論文の書かれた‘70年代は、がん死の多くの部分が胃がんが占めていた時代なので感覚的にも秋口に多いというのは実感だったのではないかと思われる。

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最近の死亡統計でも、胃がんでは秋に小さいながらもピークを迎えているのが分かる。但し1番のピークは11月となっている。温暖化の影響があるかも知れません。肺がんなども同じ傾向を示している。

 

そこでがん全体の1日あたりの死亡数を見てみると、男性では、9月と12月に小さいながらもピークがあり、女性の場合は、9月から死亡数が上がり11月がピークになっています。また死亡数が少ないのは、5.6月となっています。

 

皮膚がんでははっきりと夏場を越した秋口に多い傾向がある。これは夏の間に紫外線を浴び、心配になって受信する人が増えることに起因すると思われる。

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まあ!それほど大きな変動もないという言い方も出来るが、いずれにしろ夏は体に対する負担が大きい季節で、秋は全体的には冬に向かって移行する季節なので、夏バテも出るころなので、この間の注意やメンテナンスが大事という事になる。

 

また、心疾患による死亡は冬季に多く、春から徐々に減り、夏は少なく、9月から冬にかけて増加する傾向にあります。このような季節変動は肺炎や心疾患にもみられますが、心疾患でより顕著な傾向です。

 

  • 日刊ゲンダイ ご用心!死を招く病気は秋に発症する!シリーズ 長浜バイオ大学医療情報学 永田宏教授 コラム参照。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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