仏の顔も三度まで!防衛省また隠蔽か イラク日報「被弾の日」抜け落ちの欺瞞! 組織の態をなしていない!
■一体、何を隠そうとしているのか――■
16日、防衛省が公表した陸上自衛隊のイラク派遣の日報。435日分、計1万4929ページに及ぶ膨大な資料で、早速、「戦闘拡大」の記述を巡って議論されているが、胡麻化されてはいけない。公開されたのは、派遣期間全体のわずか45%に過ぎない上、宿営地の被弾など、陸自が最も危険に晒された時期の日報は、ゴッソリ抜け落ちているのだ。そこには、核心が書かれている可能性が高い。
陸自は2004年1月から06年7月にかけてイラクに派遣され、04年4月から05年1月に計9回、宿営地に迫撃砲弾・ロケット弾の着弾を受けている。ところが、防衛省が公開した日報は、肝心の被弾した9日分がすべて抜け落ちているのだ。
自衛隊が危険に晒された日の日報こそ、国民が最も知りたい情報が詰まっているはずだ。不存在の理由を防衛省に聞くと「現地においては、日々作成され、用済み後、破棄されていたものもあります」(大臣官房広報課・報道室)と答えた。
■「破棄」はあり得ない■
しかし、日報を破棄するなど絶対にあり得ないことだ。軍事評論家の前田哲男氏は首をかしげる。
「ルール上、破棄してよいことになっていても、日報が残っていないとは考えられません。現地の日報は、軍事の基礎になる資料です。起こったことを記録、保存し、教訓にして、未来に繋げていくものだからです。現時点で、被弾した日の日報が提出されていないのは、機微な情報が多く、公開方法を慎重に検討しているのだと思います。もし、『ない』と結論付けるなら、それは隠蔽の可能性があります」
防衛省は、20日までに「日報類」の探索作業を徹底して行うよう、全部署に通達している。「日報破棄はあり得ない」が軍事の常識。さっさと出したらどうだ。
政府にとって都合が悪い事は、悉く隠し、国民に一切知らせないのでは、政府の思い通りなんでも出来るという事である。加えて、マスコミは一切批判しないのであれは、独裁国家そのものである。北朝鮮と同じである。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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