日本では体調不良を訴え健康に不安を持っている人が33%にも達する!
厚生労働省から「国民生活基礎調査」(2013年版)が発表されました。かつては、家計調査など文字通り生活に密着した項目のみが調べられていましたが、‘13年からは、健康に関するデータも発表されるようになりました。そこから見えてくる現在の日本人の健康状態・問題に触れてみようと思います。
まずは「有訴者数」です。なんらかの体調不良を自覚している人の数で、全国で3928万人にものぼります。何と国民の3人に1人が体調不良ということです。しかも、1人で複数の症状を抱えている場合も多く、有訴者1人当たり、平均で3・9件に達します。
年齢的には、当然ながら、高齢になるほど有訴者の割合も増えていきます。しかし、10代前半からすでに5人に1人が不調を訴えていますし、現役世代は10人中3~4人が該当。しかも、平均で1人当たり3~4件の症状を抱えているのです。
すべての世代にわたって多いのが、「腰痛」と「肩凝り」です。若年層では、これにプラスして「鼻がつまる・鼻汁が出る」といったアレルギー性鼻炎の症状や、「体がだるい」などの項目が上位を占めています。一方、65歳以上の高齢者では「手足の関節が痛む」「手足のしびれ」などの症状や、「目のかすみ」「耳鳴りがする」といった感覚器の異常が上位に入っています。
年齢のいった人が、体調不良を訴えるのは、ある意味仕方がないといった面もあると思いますが、10代~働き盛りの層まで、3~4件も普通を訴えているという事は異常です。日本は平均寿命も世界の上位に位置付けられていますが、これでは将来が不安です。若い層にアレルギー性の症状を訴える人の多いことも気になります。西丸震哉氏の41歳寿命説もさもあり何と思える状況にある。(西丸氏は1990年に既にこの説を唱えており、昭和生まれが居なくなり、平成生まれだけになるころには、平均寿命は41歳まで落ちると主張した。
参考 長生きできる環境条件
(1) 水・空気がよい
(2) 気候がある程度厳しい
(3) 労働がある程度きつい
(4) ストレスが少ない
(5) カロリーとタンパク質を摂りすぎない
(6) 野菜を大量に食べる
日刊ゲンダイ 長浜バイオ大学・永田宏教授(医療情報学)
引用・参照元 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154342/2
参考「 41歳寿命説―死神が快楽社会を抱きしめ出した」☜ 現在絶版
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