大型建物や鍜冶工房群発見=邪馬台国時代、国内有数規模―滋賀
滋賀県彦根市教育委員会は17日、同市の稲部遺跡で、弥生時代後期から古墳時代中期(2世紀から5世紀)までの大型建物や、鉄器を生産した鍜冶工房群の跡が見つかったと発表した。
遺跡は邪馬台国が栄えた3世紀前半に最盛期を迎えた大規模集落跡で、建物や工房群は国内有数の規模という。市教委は「祭祀(さいし)・政治都市と工業都市の両面を持ち、巨大勢力の存在を示す」としている。
市教委は2013年度から市道改良工事に伴う遺跡調査を実施。これまでに竪穴建物などが見つかっていたが、15年6月からの調査で、首長が居住した建物や儀礼施設、倉庫と考えられる大型建物7棟の跡、鉄片や鉄塊などが大量に出土した竪穴建物23棟の跡が新たに発見された。
大型建物の中には、床面積が100平方メートルを超える国内有数の規模の建物が2棟あるほか、竪穴建物は鉄器を生産する鍜冶工房と考えられ、同時期の工房としては国内最大規模という。
引用・参考元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00000081-jij-soci
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