【神社仏閣めぐり】霧原大元神社 須坂市上八町 須坂市に唯一残る赤熊(しゃあま)で無形民俗文化財指定
天気もいいので、何処に行くともなく、車を運転していたら、近在では珍しい火の見台があった。そういえば、青森の新郷村辺りを走っていた時も同じ様なものがあったのを思い出した。須坂市内では初めて見るものだった。通りを隔てた反対側に神社があったので寄ってみることにした。
霧原大元神社である。ここは須坂市八町(はっちょう)であるが、産土神として鎮座。建御名方命と御厩中央御玉神及び事代主命の三神を祀る。この地には、もと津島牛頭天王を祀る津島宮があったが、嘉永6年(1853年)諏訪大社を氏神として「霧原の牧」に因んだ霧原大元神社の社号を受ける。現社殿は、明治時代に再建されたものである。本殿内に宝暦頃の建築とされるコケラ葺流れ造り社の内宮を祀る。欅造り彫刻入り本殿は近在でも稀な見事なもとなっている。
※ www.city.suzaka.nagano.jp/otakara/search/item.php? 参照
この神社に付いて、特筆すべきものは、「上八町の赤熊(しゃあま)」と呼ばれ、毎年10月第2土・日に霧原大元神社に奉納される太神楽と、その一連の行事が、須坂市指定無形民俗文化財として登録されていることである。上八町の赤熊として、 平成4年1月4日指定された。
赤熊は毛槍の変形[大名行列の先頭に登場するもの]で、長い柄の先に麻を垂らしたものを、奴姿の若者が振ります。赤熊の前では先箱が、後では長柄立つ傘が赤熊に合わせた動きをします。灯篭なども出て、古き良き時代のお祭り風景を伝えています。須坂市内では、唯一現在に伝わっている赤熊です。これは特に柄が長く、中心になる大赤熊の長さは5.6メートル、小赤熊は4.65メートルあります。
小生は赤熊を未だ見たことがありませんので、10月に再び霧原大元神社を訪れたいと思いました。
また本年は数え7年ごとに行われる御柱の年であるが、ここ霧原大元神社も御柱祭が行われるとのことです。
※ 諏訪大社(上社・下社)の他に、県下各地で、諏訪神社系の神社で御柱祭が行われます!)
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