【神社仏閣名所旧跡めぐり】善光寺 歴代回向柱が境内に立っている! 

日本の伝統

善光寺は数えで7年毎に御開帳(最新は平成27年)が開催されますが、その際に、本堂の前に建てられる大きな柱が回向柱です。およそ45センチ角で高さ約10メートル、重さ約3トンにもなる巨大なものです。ご開帳される前立ご本尊と善の綱によって結ばれており、これに触り、祈ると、阿弥陀如来の命を宿すと言われています。
すなわち柱に触れることによって、直接善光寺の御本尊に触れるのと同じ功徳を得られるのです。

この回向柱は、善光寺の御開帳を象徴するものであり、欠かすことのできないものです。御開帳期間中の回向柱の周りには、常に多くの善男善女が集まり、祈りをささげています。

ところで、御開帳期間が過ぎた後の回向柱ですが、善光寺の境内西にある一角に集められ展示されています。御開帳前には白かった木肌も御開帳を終えると多くの参拝者に触られた結果黒くなってしまうと言われます。
過去本堂前に建っていた回向柱が順に土に還っている光景が分かります。奥に行くほど古い回向柱で、古い程回向柱の長さは短くなっています。1番奥の柱は、背丈が50cmほどで、非常に小さくなっており、土へと還っているのです。

 

☝ 御開帳時の善光寺本堂前に設置された回向柱。善男善女が願いを
込めて回向柱に触っていく。回向柱には、ご本尊と結ばれた善の綱

が結ばれており、これによりご本尊様との仏縁が生まれ願いが叶えら

と伝わる。

 

画像元 yjimage

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