【高山櫻回廊 黒部のエドヒガン桜】
信州も漸く松本や、上田辺りまで、桜の開花宣言がなされた。北信の須坂・高山村は後1週間くらい掛かるのではないかと思われる。そこで「プレさくら紀行」と銘打って、須坂・高山村の櫻をシリーズでご案内します。北信の春は桜を含め、長い雪の季節を耐え抜いて、一斉に花が咲き競う季節です。一度お越しになり、春の息吹をご堪能ください!
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【黒部のエドヒガン櫻】
樹齢約500年、樹高約13m、幹周約7m。樹冠約15m、花の赤みが濃く、水田地帯の独立樹なので、孤高の気高さを漂わせています。高山村黒部にある、エドヒガン桜は黒みの強い主幹が二本、一本は斜めに伸びて枝がはうように広がっています。樹の根元に「十二宮」を祀り、黒部区では「十二宮(じょんのみや)の桜」とも呼ばれています。江戸時代初期、延宝年間(1673-81)の村絵図には既に大樹として描かれています。村の細道を抜けた先の田園地帯にポツンと1本、端正な樹冠にピンク色の奇麗な花を咲かせていました。高山村の東南部の畑の中に、ぽつんとたっている孤高のエドヒガン桜です! アズマヒガン桜とも呼ばれてます。「須坂~山田温泉・山田牧場線」を扇状地に沿って登っていくと、シーズン中は案内板が出ているので、右折し、あとはところどころに示された路面上の石灰で描かれた矢印に従って進んでください。農道なので、余り広くなく、行きと帰りは異なった道になります。畑の中にのびのびと咲き誇っています。背後には北信五岳の、飯綱山・黒姫山も望め、未だうっすらと白さを残す山容は、桜の濃いピンクや菜の花の黄色とよく調和しています。
高山五大桜は、「坪井のしだれ桜」「水中のしだれ桜」「黒部のエドヒガン桜」、「赤和観音のしだれ桜」「中塩のしだれ桜」になります。
高山村は枝垂桜の古木が多い場所です。他の桜も一緒に回ってみてください。
ご参考 須坂の代表的な桜。 延命地蔵のアズマヒガン桜(掲載済み)、観音堂の夫婦枝垂桜(掲載済み)、廣正寺のエドヒガン桜(掲載済み)、弁天さんの枝垂れ櫻(掲載済み)、光明寺の枝垂れ桜、長玅寺=ちょうみょうじの枝垂れ桜(掲載済み)・・いずれも200~400年の銘木です!是非ご覧になってください!
記事引用・参考元 信州さくら日和
画像・動画 Original
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