【戒め】 今日も又心の鐘を打ち鳴らし、打ち鳴らしつつ開くがれていく! 

 コヴィー博士が『7つの習慣』の中で、 「問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である」と述べています。我々は、何か問題を感じたときに、その原因が自分の外にあると考え、 他人や環境のせいにしてしまいがちですが、どのような問題に直面していても、 自分の内面にこそ、その解決のカギがあるということですね。

 また、『孟子』の中には次の言葉があります。 「人を愛して親しまれずんば、その仁に反れ。 人を礼して答えられずんば、その敬に反れ。 行いて得ざるものあれば、みなこれを己に反求す」

 訳すと、「人を愛しても相手が心を開いてくれないならば、 自分の愛のあり方を省みよ。人に礼儀を尽くしても応えてもらえないなら、 自分の相手に対する敬愛心のあり方を省みよ。 何かを実行してうまくいかなかったときは、 自分のあり方を省みるとよい」という意味です。

 相手を責めるのではなく、 自分のあり方を見つめ直し、 自分のできることを探そうということ。「あいつのせいだ。あいつが悪い」と誰かのことを指さしたとき、 一本(人さし指)は相手を指していますが、 三本(中指、薬指、小指)は自分を指しています。 「すべては自分次第なんだよ」ということを指が教えてくれているのかもしれません(^^ 「自分の人生を創っているのは自分自身であり、 自分にはそれだけの力がある。 私たちは人生の被害者ではなく、 人生の創造者である」ということです。

 以上の話は、決して、 「自分が悪いのだ」と自分を責めることを、 奨めているわけではありません。 相手が悪いのでもなく、 自分が悪いのでもないんです。ただ、「自分が創っている」ということを、 良いも悪いもなく、 中立な視点で見つめることが大切です。 「良い悪い」の価値判断を下すのではなく、ニュートラルな視点で、 「自分が創っている」と認めるのです。

 自分が創っていることを認めれば、 「自分次第でなんとかなる」という気持ちも湧いてくるし、 自分のできることを探そうという意欲も湧いてきます。そして、自分ができるかぎりのことをやったうえで、 自分のベストを尽くせば、道は開ける!という信念を持つこと。失敗は付きものです!失敗の積み重ねの中から、それに埋没せず、「こうすればよかったかも知れない」という反省をし、少しづつ、成功への糸を手繰り寄せたものが、成功を手にできるのだ!失敗は恐れてはいけない。教訓が隠されていると思えば、失敗を恐れる必要はない。他責にせず、自らの至らなさを自覚でき、クリアすべく、行動できれば、必ずプラスの芽が出る!

 心していこう!

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