長野市上高田18号バイパスに沿って立つ「芋井神社」・「南向塚古墳」参拝記

ふるさと信州 考

長野市上高田18号バイパスに沿って立つ「芋井神社」・「南向塚古墳」参拝記

 

 

本日陽気もよく、偶には歩こうと思って、18号バイパスを、ドン・キホーテから、南方向に母袋交差点まで往復歩いてみた。勿論用事があったのだが、例によって、カメラをぶら下げて、家庭の庭などに咲いている花などを撮りながら、急ぐでもなく、ゆっくりと歩いた。

用事を終え、母袋の交差点から、今度は北方向に歩いた。真ん中辺の右側に、ヤングファラオの建物があった。10日ほど前に、この度ボーリング場やパチンコ(こっちの方は数年前に辞めたのかもしれないが‥)を閉店するとTVでやっていた。このホールは、現役時代の長野支店勤務の時、大変お世話になった得意先だった。総支配人もTVに映っていたが、お世話になったのは、もう35年も前の話だ。長野市内でも、こうしてどんどん廃業していくところが多い。寂しい限りだ。

さてその先の左側に、神社と古墳らしきものが見えたので、寄り道していくことにした。18号バイパスから、30~60mくらいしか離れていない。この一角だけ、街並みは途絶えて、休耕地にはなっているが、一面畑となっている。

まず神社の方から参拝した。芋井神社。この神社は、18号線と58号線が交差する、上高田北交差点の南西200m程の辺りに鎮座している。ここも嘗ては諏訪社と呼ばれていたようだ。周りの休耕地の平の中に、ぽつりと鎮守の森を従えて立っている。近所の子供がブランコで遊んでいた。

そこから18号バイパス方向に2・30mほど行くと、小高く盛り上がっているところがある。一見して、古墳と分かる。 古墳名  墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用

南向塚古墳(ナンコウヅカコフン) 前方後円墳 全長46m、後円部直径33m、高さ4.8m、前方部長さ13m、幅8m 高田 勾玉 現地案内板

南西から。右が後円部、左が背の低い前方部。善光寺平の前方後円墳はみな山上にあるが唯一これだけが平地に築かれている。前方部から後円部。墳丘上には馬頭観音が祀られている。

 

【現地案内板の説明文を一部重複するが転記する】

 

この古墳は、善光寺平沖積地のほぼ中央にある前方後円墳で、上高田の産土神芋井神社と田一枚を隔てた隣接地にある。全長46m、後円部直径33m、高さ4.8m、前方部長さ13m、幅8m(平成8年測量)。東側が特に崩れており、左右対称ではない。西半分が原形を残しているものの、前方部は、西にかなりねじれていて、芋井神社に続く小道に接続している。後円部には、馬頭観音堂があり、墳上は整地されて変形している。

宝暦9年(1759)に描かれた図が残っている。そこに記された寸法は、平成8年の測量の寸法とほとんど同じであり、この古墳は、近世中世以後手を加えられていないらしい。出土品は、明治43年ころ、後円部東北斜面の木の根から、勾玉が2個発見されたのみである。

これまでのところ、善光寺平の前方後円墳は、山上や岡の上にあるが、この古墳は例外で、築造年代は6世紀ころに下ると言われている。しかし、築造年代については、まだ、はっきりしない。

長野市教育委員会

 

ほんの1時間足らずの序の「ぶらり1人旅」であったが、結構楽しかった。京都・奈良の有名な神社仏閣巡りもいいが、こうした1地方の何でもない神社仏閣銘打所旧跡巡りもいいなあと思った。すこし落ち着いたら、またいろいろなところを巡ってみたいと思った。

 

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