いろいろな種目があるんだなあ！　板柳町がリンゴ食べさせリレーでギネス達成

青森県板柳町は11日、同町の津軽りんご市場で、自分の手を使わず相手にリンゴを食べさせてもらうリレーで、ギネス世界記録に挑戦。集まった1101人全員が成功し、これまでの記録1026人を更新して新記録を樹立した。

今回挑戦した「リレー形式で食べさせ合った最多人数」部門は、3回まで挑戦できる。

会場では訪れた参加者が長い列を作り、半分にカットした板柳町産サンふじを手にスタートを待った。午前10時すぎ、ギネス公式認定員の「3、2、1、ゴー！」の掛け声と同時に挑戦を開始したが、1回目は32人、2回目は96人で失敗。いずれも食べる側が差し出されたリンゴに手を添えたと判断された。

3回目の挑戦では、使わない手を体の後ろに回してリレーを続け、1026人目のリオデジャネイロ五輪女子マラソン代表・福士加代子さん（板柳町出身、五所工出、ワコール）が新記録となる1027人目の成田誠町長にリンゴを食べさせると大きな歓声が上がった。

審査の結果、全員が成功しギネス世界記録に認定され、公式認定員から成田町長に認定証が手渡された。成田町長は「一足早いクリスマスプレゼントをもらった」と満面の笑みを浮かべた。福士加代子さんは「びっくり。集まった人数もすごいし、やれたこともすごい」と語った。青森市の会社員鎌田綾野さん（28）は「1、2回目が失敗したので駄目かと思ったが、成功できてすごい。地元板柳を誇りに思う」とうれしそうだった。

引用・参考元　東奥日報　＜東奥日報＞