健康に注意!厄年のはなし!新厄年って知ってる!?規則正しい生活習慣が長生きの秘訣!

健康に注意!厄年のはなし!新厄年って知ってる!?規則正しい生活習慣が長生きの秘訣!

 

厄年って信じますか!? 私の弟は、男の本厄でがんを発症し、残念ながら、54歳で逝ってしまいました! 自分より年下の者が先に逝ってしまうのは本当にショックでした。信じられませんでした。両親も健在でしたが、所謂「逆さ仏」という事で大きなショックを受け、本当に端から見ていても気の毒でした。その歳周りには、体や精神の変調をきたし、重篤な病気の発症が多いことを人は経験則で知っていたのでしょう!

 

厄年の考え方は、遠く平安時代まで遡ることができる。さて男の大厄は数えで、42歳、女の大厄は33歳とされています。厄年にあたる歳周りは、身体上のトラブルや、身の回りに問題が起きやすいから注意しようといわれてきました。健康や家族のことを振り返るいい機会でもあったのです。単なる迷信ではなく経験則で肉体的や精神的な変調が起きやすい歳周りだと知っていたのでしょう!その年にあたる人は、普段信心がない人でも、神社に参拝して厄払いをして貰う・・・こんな風習(!?)でした。

 

ところが、それらは平均年齢50代のころの基準で、現在の80歳を超える時代には、それに敵った厄年の設定があるのではないかと、「新厄年」を唱える人が出てきた。 ではそれはどんなものなのか!? 新厄年の提唱者である、エミリオ森口クリニックの板倉弘重理事長の説を紹介します。

 

確かに人生50年!時代の50歳と、平均寿命80歳以上の現在の50歳が同じとは到底思えない。後者の人生のゴールまでは未だ30年も先なのだ。小生の子供のころの、60歳と言えば、本当によぼよぼで、「おい!おい!おい!大丈夫なんかや?」というような、以下にも老人という名にふさわしい「老人」ばかりだった! いま自分が60歳を超え、そういう目で見るせいもあるかも知れないが、今の60歳は、昔の40・50歳くらいにしか見えない「老人」が多い。停年も70歳くらいまで引き上げようかという時代である。

 

そういう時代の背景も考慮し、人生80歳以上の時代に即した、いわば「新厄年」を提唱したのが、板倉弘重氏等のグループである。75万人の患者レセプトを基に、病気に罹る大きな人生の曲がり角を割り出し「新厄年」を割り出した。

 

[※以下は男性についての厄年の設定についての説明です]その結果25歳までは病気は少なく、25歳くらいからを境にして、病気がだんだん増えてきて、略12~13年置きに4つの曲がり角があり、63歳以降急激に変調が起きるという傾向があることが分かった。纏めると、24,37,50,63歳が要注意の歳周りである。因みに女性の場合は、25,39,52,63歳である!50歳になると、男性は、血糖値が高くなる人が急激に高くなる傾向にあり、糖尿病リスクが上がる。女性は30歳を境に乳がんリスクが高くなり、早くも更年期を訴える人も増えてくる。これが男女とも、63歳に達する時点で一気に異変が起きやすくなる。即ち人生の健康上の節目が4つあり、中でも最も注意する歳周りが63歳で、これが即ち現在の本(大)厄となる。それはこの歳を境に、がん、糖尿病、認知症、虚血性心疾患、脳血管障害、骨粗鬆症、変形性膝関節症の7つの病気の増加する歳周りと断定している。いずれも対応を間違えれば、即「寝た切り」になり、要介護判定になりかねない疾患である。とりわけ脳卒中と、がんは急激に増える分岐点となる。

また男性にとっての63歳は、体だけでなく、定年を迎えたり、やれもっと働け☞定年延長問題や、家族が亡くなったりして環境の変化が起きやすい歳周りでもあるので、一層の体の変調をきたしやすくなるのである。老後健康に暮らそうと思えば、40・50代から健康に付いての認識を持ち、規則正しい生活習慣を心掛けることが必要である。63歳直前で、何とかしようと思うのは虫が良すぎる話という事になる!

 

大厄を乗り越える心掛け。① 体の状態のチェック。 ② 酒・タバコは、量や本数を減らす等と未練がましくしないで、止めるのが正解。③ 食生活の見直し。野菜・果物を多く摂る。バランスの良い食事を心がける。④ 運動をする。要は引き籠り状態にならず、外に出て体を動かす。農作業などをする。歩くだけだって運動だ! 運動をすれば、適当な疲労は、良質な睡眠に結び付く。要するに正しい生活習慣に徹するという事です。人の役に立てているという思いは「生甲斐」に通じる。長生きできる秘訣にも通じる。

 

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