<スギアカツキのお料理Q&A> 味噌汁の作り方 「一発ホームラン!」より「王道」に徹せよ!

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<スギアカツキのお料理Q&A> 味噌汁の作り方 「一発ホームラン!」より「王道」に徹せよ!

 

お料理の悩みや食のギモンに答えるシリーズ。今回から時々連載します!

 

□Q.お料理が全くできず、味噌汁さえ作れません□

 

全く料理ができず、味噌汁さえロクに作れません。それなのに彼氏に手料理を振る舞うことになってしまいました。ド初心者でも絶対に失敗しない一品はないでしょうか?

 

  • A.味噌汁はド初心者でも上手に作れます!●

 

一発ホームランより、王道で攻めよ。

 

肉じゃが、鶏の唐揚げ、ぶり大根…。彼氏を喜ばせようとして、あこがれの人気料理をどうにかうまく作ろうとしていませんか? これって、実は超危険。なぜなら、夜にそれを作り、翌朝のごはんまで作るハメになってしまった場合、困ったことになるからです。

 

つまりこれぞ大きな戦略ミス! 軌道修正が必要で、毎日食べるような定番料理をおいしく作れることこそ、彼氏の胃袋をつかむ確率は高いと心得ましょう。

 

そこで今回は、ごはんの友「味噌汁」のおいしい作り方をご紹介。難しいことは一切ナシ! 3つのポイントをおさえるだけで応用もカンタン。味わい深い家庭的なお味噌汁が作れてしまいますよ。

◆【ポイント】「だし」にこだわり過ぎるな!◆

 

おいしいお味噌汁を作るには、上質なかつお節と昆布で一からダシを…と考えていませんか? 実は、具に使う食材からもしっかり「旨み成分」が出るため、必ずしも丁寧にダシを取ろうとしなくて良いのです。

 

例えば、大根やニンジンなどの根菜類やキャベツなどの葉野菜からは野菜ならではの甘味や旨みが。わかめからも、深いダシが出てきます。油揚げは、油が口当たりをなめらかにして、うまみを導くコクを生み出します。つまり、「絶対かつおだし」なんて思わなくてOKなのです。

 

もし魚介ダシを簡単においしく作りたい場合は、難しそうに思える「にぼし」がオススメ!

 

実は扱いが、超カンタン。2人分で2~3尾、頭とおなか(わた)を手でちぎり、具材と一緒に煮るだけ。顆粒粉末以上に簡単です。

 

しかも一緒に食べると味も良し、栄養的にも優れていますから、真っ先に試してみてください。

 

◇【コツ1】具材の選び方は、「野菜+わかめor油揚げorとうふor肉」◇

 

おいしい具材選びのコツは、旨みの「相乗効果」を狙うこと。キャベツ、大根、きのこのような「野菜類」を最低1種。プラスするのは、わかめ、油揚げ、豆腐、肉を組み合わせましょう。今回は、「大根+油揚げ」をチョイス。より味わい深くするために、煮干しを使います。

 

◇【コツ2】味噌は、だし入りや加熱処理していない「生きた味噌」が理想的!◇

 

味噌汁のおいしさを最も左右するのが「味噌」。特有の芳しい香りを最大限に堪能するためには、加熱処理をしていない昔ながらの味噌を選びましょう。簡単な見分け方は、パッケージに呼吸口(穴)がついていること。だし入りタイプは加熱処理されているためオススメできません。

 

また、使う味噌の量は、1人前大さじ1と覚えましょう。これを基本として好みの塩分に調整するのが失敗しないポイント。また、味噌のたんぱく質に適度に火が入る80~90度が味噌投入のタイミング。具材の加熱が完了したところで火を止め、味噌を溶き入れればOKです。

 

※味噌の選び方については、コチラ『“本物の味噌”ってどんなもの?「だし入り」「無添加」は要注意だった!』の記事をご参照ください。

 

それでは、具体的な作り方に入りましょう。分量は、「おかわり!」と言われて良いよう、大きなお椀2人分です。

 

【材料(たっぷり2人分)】

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=646464

大根 2センチ分

油揚げ 1/2~1枚

煮干し 3~4尾

水 500ml

味噌 大さじ2

青ねぎ(あれば) 適宜

※油揚げが半枚余って困る人は、1枚入れても良し。

※水は具材を煮ているとかなり蒸発するため、500mlと少々多めに準備。

 

【作り方】

 

(1)大根、油揚げを短冊に切る。油揚げは熱湯を注いで油抜きをしても良いが、上質なものはなくても良い。煮干しは頭とおなかを手で取っておく。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=646469

(2)小鍋に水、大根、煮干しを入れて火にかける。沸騰したら中火にして10分煮る。

(3)油揚げを加え、2分煮たら火を止める。

(4)小さなボウルに味噌を入れ、煮汁を少々加えて味噌を溶かしやすく準備する。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=646472

(5)これを鍋に投入し、全体を軽く混ぜて味見。もう少し塩分が欲しい場合は味噌を足せば良いが、温度が下がると塩味を強く感じるので、入れ過ぎに注意。

(6)温かいうちにお椀に入れ、青ねぎを散らせば完成。

 

スギ アカツキprofile

東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。

 

記事・画像 引用・参考元 Excite News <Joshispa><TEXT,PHOTO/スギアカツキ>

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