中学生の健康が大変なことになっているぞ! 信州大学が中学生の「生活習慣病予防プログラム」を教育委員会に提案!対策に乗り出す!

中学生の健康が大変なことになっているぞ! 信州大学が中学生の「生活習慣病予防プログラム」を教育委員会に提案!対策に乗り出す!

 

信州大学医学部の教授・医師らが作っている、「青少年のメタボリックシンドロームを考える研究会」が、中学生の生活習慣病の早期発見や予防を目的とした「健康教育プログラム」を作り上げ、学校の健康診断適正化や効率化のために必要な検査項目や、習慣病予防に繋がる食事や運動などを盛り込み、長野県教育委員会に提案した。また県内各地で、市民公開講座を展開し、中学生のみならず広く県民の健康増進の運動を展開している。

 

研究会は、県内の3中学校で、計1000人を対象に、血液検査などを実施、その結果、高脂血症、高血圧症など、1項目以上で正常範囲を超えている生徒が37%いることを突き止めた。以前「成人病」と呼ばれていたものが、現在では、中学生の段階で既にこれほど多くの該当者がいる時代なのだ!驚くべきことではないか!複数の項目で異常があった生徒のうち、約3割は「肥満」ではなく、「肥満度(身長と体重の数値で割り出す)」だけでは、生活習慣病と捉えきれないことも分かった。

 

プログラムは、こうした実態を基に作成された。検査も市町村で、独自に実施しているため、検査項目も異なることに着目し、より生活習慣病の予兆を見つけやすい検査項目を提案している。また異常が見つかった際の対応や、予防のための食事や運動などにも言及している。またこのプログラムをより、理解・実践して貰うため、医師・保健師・管理栄養士等がチームとなって指導する「出前クリニック」を、調査をした3中学校から、全県の中学校に拡げて実施している。

 

研究会の代表である本郷実信大医学部教授は、「青少年の健康を維持するための情報の発信や予防対策などを常にして、長野県を青少年の生活習慣病に取り組む拠点にしたい」と話している。

[信濃毎日新聞 参照]

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