加計学園内部からの学校当局に対する批判!大学教職員組合が声明「虚偽説明は背信行為」!
学校法人「加計学園」が岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の設置に向けて、「実際にはなかった総理と加計孝太郎理事長の面会を引き合いに出して、愛媛県などに誤った情報を与えた」と釈明している問題で、同大の教職員らの組合が「(県などに)虚偽の説明をしたことは、自治体や国民への重大な背信行為。教育機関としても許されない」と学園執行部を批判する声明を出した。
5月末発行の組合ニュースで「教職員の地道な教育への努力を根底から台無しにする行為」「入試に深刻な影響をもたらすことが懸念される」と批判。理事長や執行部に対し、公の場で説明する様要望書を提出したことも明らかにした。
この問題で学園は、5月26日に報道各社に「面会は誤り」と釈明するファクスを送り、同31日に常務理事(事務総長)らが県(中村知事出張中)と今治市を訪れて謝罪。常務理事は報道陣の取材に「多分自分が言ったんだろうと思う」「ふと思った事を言ったんじゃないか」等と苦しい説明した。
この一連の事務局長の対応について、中村県知事は、「(学園の)ナンバー2が虚偽の話をしたということなら、最高責任者が公に説明するのが当然のこと」と述べ、理事長の説明が必要との認識を示した。
さらに知事は、最近になって財政支援の妥当性について県内部で議論したことを明らかにした。謝罪を受けた県幹部からの報告などを踏まえ、一連の経過が検証されるなかで、「おかしなことがあった場合は、当然(今年度支出分の)返還を請求する権利は担保する」とも述べた。
税金は、公の為に使うもの。自分の財布と勘違いして、特定の関係者の為に使っていい訳がない。今回の愛媛県知事の加計学園を巡る財政支援の見直しは、そういう意味で当然の処理。公正な運用は当たり前だ。
今回の加計学園の教職員組合の声明は、一連の首相・加計理事長の繋り、また今回の、事務局長の不自然な勘違い謝罪に対し、教職員組合として、学園内部から強い懸念を表明したものである。
記事・画像 引用・参考元 Yahoo News <朝日新聞社(村上潤治、中川竜児)>
画像元 yjimage
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