【神社仏閣めぐり】倉科山妙音寺 民家がそのまんま寺院になったのか!?当然の疑問を生じる!謎だなあ!?
千曲市の森の「1目1万本の杏」を見に行ったあと、「倉科」の方にも杏があると聞いて、行ったのが最初だった。見どころも結構あり、以来山間にある小さな集落だが、何回か訪れた。ある時、例によって、行き当たりばったりで、車を転がしていたら、山の際に、1軒の古い民家があった。その入り口に、「クマ注意!」などと、物騒な案内板などが立ててある。まあこんな山際じゃクマも出るわなあ!」☜(今は山際などでなくとも、一般の民家の庭先辺りにも平気で出るようになった!)等と思いながら、車を降りてみたら、階段の際に「倉科山妙音寺」と書いてあるではないか!? 「へえー!? お寺なんかい!?」と思いながら、「それじゃあ!行ってみるしかないわい!?」と思い、階段を登った。
「どう見ても普通の民家だわなあ!」 お寺らしきものと言えば、入り口の上に「山科倉」と掲げられていることぐらいか。「中に入れるのかな!?」と思い、戸をスライドさせたら開いた。中は正しく、普通の民家だ! 暮らしの様子が色濃く残っている。
お寺だから、祭壇(?)があり、十一面観音を祀ってあった。手を合わせた。この寺は、近くの 寺が管理しているとのことである。
山手には、「比丘尼塚跡」がある。
【倉科山妙音寺】
開基は平安初期。坂上田村麻呂が、京の青年仏師に頼まれ、東征に向かう途中で当地に立ち寄り、一体の十一面観音を安置したのが始まりとの言い伝えがある。観音像は、青年のふるさとである倉科の里に住む恋しい娘の面影を映した姿。美しい恋人を忘れられずに京で仏師となった青年が、思いを込めて彫ったものを、征夷大将軍に託したと、伝説は伝えている。
【ご詠歌】
くらしなと 思えばいずる 明星の ひかり田水に 浮かむ星影
参考 信濃33観音札所めぐり
画像 小生オリジナル
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