疲れは自律神経の混乱が原因で起きる!「飽きた!」は疲労の前兆現象!休息を!  

このところ根を詰めたことを2ヶ月くらい続けているのだが、ここにきて、えらく疲れを感じてきた。やたら眠くなるのである。疲れを緩和(単に飲みたいだけの話だろ!?)する為に、夕食時に(極力止めていた)酒を飲み始めた。いい気分になって、肘をついてテレビなどを見ていると何時の間にかぐっすり寝てしまったりする。

日本人の60%が何らかの疲れを感じているという。文科省疲労研究班の調査結果である。「KAROSHI」は、そのまま英語圏でも通用するという。それほど今や大きな社会問題となっている。

「すべての疲労は脳が原因」の著者で、東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長(大阪市立大学院疲労医学講座特任教授)は、疲労の原因は「脳の疲労」にある。脳の中でも、特に自律神経の中枢に混乱が起こることで「疲れ」を感じるのですと指摘している。疲労は、痛みや発熱と並ぶ体の異常を知らせるアラームだという。しかしそれは「筋肉の疲れで発せられているのではありません。スポーツや農作業などの労働(有酸素運動)では、筋肉のダメージはそれほど受けませんが、それでも疲れを感じます。つまり肉体的ダメージがあるから疲れるのではないのです」と言っている。

では一体疲れの原因とは何なのか? 「例えば運動が激しくなると、自律神経の中枢における心拍数、呼吸、体温などの上昇を抑える働きが活発化します。その結果脳細胞で「活性酸素」が発生し、自律神経にダメージ(酸化)を与えます。その結果本来の自律神経の機能が果たせなくなり、結果脳疲労を起こしてしまうのです」

ここで「勘違いしていけないことは、疲労と疲労感は同じではないという事。人は実際に疲労を感じていても、それを脳=前頭葉にある眼窩前頭野が自覚しない限り、疲労を感じるに至らないのだ。

脳疲労の前兆現象は、「飽きる」「疲れる」「眠くなる」3つのシグナルである。特に「飽きる」は、疲労の最初に起きる現象。せっかく眼窩前頭野がシグナルを送ってくれている訳だから、ここは無理をせず、コーヒーを飲むなり、好きな音楽を聴くなり、休息を取るべき。フレッシュな状態を取り戻せるのである。

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