乳化剤とは何か? 乳化させるために使用される添加剤のことである。 乳化剤の主な使用目的は、 水と油のように通常では混ざりにくい2つの性質をもった物質の表面(界面)に働きかけ、その性質を変えて、均一に混ざりやすくすることです。ドレッシング、缶コーヒー、マヨネーズ、マーガリン、チーズ、バター、豆腐、アイスクリーム、パン、ケーキ、ジャム、洋・和菓子、ドレッシング、即席麺の調味料など、あらゆる食品に使われている。イングレを見て確認してみてください。
化粧品や洗剤などでは「界面活性剤」と言われているが、その危険性から、何かと問題となっているが、それが食品になると、「乳化剤」や「保湿剤」と表記が変わるだけで同じ原料が使われているのが現状です。
上記如く非常に多くの食品に乳化剤は使われていますが、乳化を目的とした添加物は沢山ありますが、どの添加物を何種類使っても食品の表示上は「乳化剤」という一括表記で構わないので、消費者には一体何が使われているか解らない。
では具体的にどんなものがあるのか? 乳化剤として使われて代表的なmのです。
○ グリセリン脂肪酸エステル・・・ 脂肪に近く、食品にも含まれている。9種類の化学物質がある。
○ 蔗糖脂肪酸エステル・・・・・・ 摂取により下痢を起こす可能性がある。
○ ステアリン酸カルシウム・・・・ 国内では、医薬添加物として長年使用されている
が、安全性に関する問題は報告されていないという。毒性に関するデータ
が未だ充分ではない。胃などからの薬剤の吸収を良くするため。
○ ステアロイル乳酸カルシウム・・ラットに12%含む餌を食べさせたら肪肉芽腫が出来たとの報告ある
○ ソルビタン脂肪酸エステル・・・・甘味料のソルビトールと脂肪酸を結合させたもの
○ プロピレングリコール脂肪酸エステル・・溶剤のプロピレングリコールと脂肪酸を結合させたもの
○ リン酸塩類・・・・・・・・・・・・・・(チーズ製造過程に使われる)
○ ポリソルベート・・・4種類存在し、発がん性があるとのデータもある。
○ コレステロール
○ レシチン・・・
(参考・引用元 渡辺雄二著:食品添加物の危険度がわかる事典 参考)
広範囲に使用されている「乳化剤」ですが、どのようなマイナスの要因があるか、未だにはっきりしないものも多い。ジョージア州立大学の研究では、腸内細菌に何らかの作用をし、腸内粘液を破壊するとされ、潰瘍性大腸炎やクローン病など、難病とされる腸炎が増えた一つの要因ではないかという研究発表もなされている。
「体に脂肪が付きにくい」というキャッチコピーで、一時話題となったエコナ油の騒動は未だ記憶に新しい。これは乳化剤として使用されていたグリシドール脂肪酸エステルに高濃度の発がん性物質があると指摘された騒動で、発売から10年たって販売中止となった。国が認めた特定保健用食品であった訳だがあっさりと取り消されました。斯くの如く安全性については不安定で、問題含みな状況です。このようなケースは今後も起こり得る。
とにかくつい百年前くらいまで、我々の生活レベルには存在しなかった馴染みのないものなので、乳化剤に限らず、こういった類のものには、安易に飛びつかない方がベターだという事です。自分で知識を得て、どういう物か知り、「自分の健康は自分で守る」ようにする必要があるという事だと思う。
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