飲酒の機会が多い人に朗報 “肝臓ケア”に最適成分がある!基本はただしい生活習慣だが!

健康

 

食べ物が美味しい秋がやってきて“左党”はついついお酒が進むが、過度のアルコール摂取が肝臓に大きな負担となるのは、ご存じの通り。それに加え、ストレスや睡眠不足、食べすぎなど、悪い生活習慣も肝臓にはダメージになる。肝機能が低下すると、糖や脂肪の代謝がスムーズに行えなくなって高血糖や脂質異常を招き、脂肪肝を引き起こして、さらなる肝機能低下を(肝硬変☞肝がん)招く……という悪循環に陥るからだ。

 

しかも肝臓は“沈黙の臓器”といわれ、長年の飲み過ぎや不摂生が原因で深くダメージを受けていても、自覚症状がなかなか出ない。健康診断や人間ドックでγ-GTPやALTなどの肝機能マーカーに要注意の数値が出たにも拘わらず、放っておいたが為に気づいたら手遅れ……というケースも少なくないのだ。日本人間ドック学会の調査では、肝機能異常を抱える人は年々増加し、その割合は30年前に比べて約3倍という怖いデータもある。

 

お酒を飲みすぎた翌日、ドラッグストアやコンビニに並ぶ“二日酔い回復ドリンク”を飲んだり、週1日の休肝日を設けるビジネスマンも多いだろうが、やはりそれだけでは肝機能改善対策は充分とはいえない。生活習慣の改善による日々のケアも大事なのだ。

 

■米科学誌が「20世紀の100の発見の1つ」と称賛

 

実はいま、肝臓ケアに最適と注目を集めている成分がある。健康に敏感な芸能人やアスリートが摂り始め一大ブームを呼んでいるブロッコリーの新芽ブロッコリースプラウトに多く含まれるスルフォラファンだ。

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この成分は体内の解毒酵素を活性化し、肝臓の解毒力を高める働きなどがあることがわかっている。ある研究で、肝機能異常の男性52人に対して、スルフォラファンを毎日摂る人と摂らない人のグループに分け、2カ月後に検査したところ、摂取したグループではγ-GTPやALTの平均値が改善したという結果も確認されている。アメリカの科学誌では、「20世紀の100の発見の1つ」と称賛されるほどだ。

 

そんなスルフォラファンの1日の摂取目安量は30mg(※)。ブロッコリースプラウトなら約1.5パック分もの量だから、実は毎日食べ続けるのは至難のワザ。ところが最近では、簡単に摂取できるサプリメントなども販売されている。(※)スルフォラファングルコシノレートとして。

 

忘年会シーズンもすぐそこ。美味しく酒を楽しむためにも、今から肝臓ケアをきちんと習慣にしたい。

 

引用元 [日刊ゲンダイ]

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