<一畑電車>最古の「3000系」引退 22日ラストラン
一畑電車(島根県出雲市)で最古の車両「3000系」が老朽化に伴い、22日に“引退”する。21日からさよならイベントが始まり、全国から訪れた鉄道ファンらが別れを惜しみながら、雄姿をカメラに収めるなどしていた。
3000系は1963年に製造され、かつては南海電鉄(大阪市)の21000系として活躍。大阪から和歌山県の高野山方面をつなぎ、山岳地帯を走る「ズームカー」の愛称で親しまれた。96年に一畑電車が4編成8両を譲り受け、緑色だった車体は黄色に塗り替えられた。その後、2015年に新車両の導入で3編成6両が運行を終え、1編成2両のみが残っていた。
21日は特別ダイヤが組まれ、朝からファンらが乗車し、宍道湖畔や出雲大社周辺を走った。車内には3000系の走行風景などが展示された。
子どもの頃から乗っていた兵庫県川西市の公務員、古田貴恭さん(39)は「通学や遊びに行った思い出が残っている。格好良くて昔から好きだった。お疲れ様と伝えたい」と話していた。
22日には、6本が運行予定で“ラストラン”(午後1時10分、松江しんじ湖温泉駅発、同2時1分、雲州平田駅着)後、同4時まで雲州平田駅構内で撮影会が予定されている。23日以降に解体作業が始まる。
記事・画像 引用・参考元 Excite News <毎日新聞【藤田愛夏】>
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