【健康】日本人は世界一の平均寿命を維持できるか!?
食糧学者の西丸震哉氏は、将来的に、日本人の平均寿命は40歳になると言っている。また子供を専門的に診ている医者の中には、40歳どころか、30歳も危ういといっている者さえいる。両者ともあくまで推論にすぎないが、しかし、体がメチャメチャになっている現代っ子専門に診ていると30歳説も唱えたくなるのも無理はない。文科省の嘱託で、子供たちの体について研究した学者たちの多くが警告を発している。「このままいけば、今の子供たちは、40歳くらいで、心臓病でバタバタ逝くよ!」先生たちがこういうのには根拠がある。我が国の子供たちのコレステロール値が、心臓病王国のアメリカの同年代の子供たちに比べてずっと高いからである。しかも子供たちにのみならず、30代の年齢層にも心臓病が増えている。
心臓病の原因となる動脈硬化については、知られたエピソードがある。朝鮮戦争当時、戦死した若いアメリカの兵隊の遺体を解剖した保健当局が以下のコメントを発した。「アメリカ兵は25歳で既に動脈硬化が進んでいて、中には心臓病寸前の者も多かった。それに比較して、韓国兵にはそのような者は見当たらなかった」
つまり問題は食べ物の違いだった訳だが、それがいまの日本の若い層に代わっているという事が言えそうだ。また高コレステロールの背後には、甘い物の過剰摂取が一因になっているという。そしてそれはカルシウムの不足と相俟って、子供たちを直撃している、白血病の背後原因になっているという。
ネズミを使った実験によると、カルシウムが不足すればネズミが癌に罹りやすくなったし、砂糖の過剰摂取はやはり癌の抵抗力を弱くさせたと報告している。その上砂糖はただでさえ不足しがちなカルシウムを食い荒す性質を持っている。
明治中期の平均寿命は43歳であった。当時は新生児死亡率が高かったり、細菌性の病気が多くて、43歳となったのだと思うが、今や別の要因で、明治時代に戻ってしまうという事態も心配しなくてはいけない時代になってしまった。
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