【健康】世界に誇るカップ麺の「本当の塩分」! 気ィ付けなあかんでえ!

熱い湯を注ぎ、「3分待つのだぞ!」でお馴染のカップ麺。日本人のライフスタイルを変えたのみならず、世界にも「ヌードル」の普及を果たし、欧米人の文化にも大きな影響を与えた。今や国際的「世界的(!?)食」となり、すっかり定着している。

このカップ麺は、1971年日本で発明された。安価で、手軽さが支持されて、全世界で、なんと1000億食以上も売れている「世界的大ヒット商品」となっている。

しかし食べ過ぎるのは控えた方が賢明だ。どういうことかと言えば、カップに印刷されている「標準栄養成分表」をよく見てみよう! 1食(100g)当たりのエネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウムの量が表記されている。この中で特に問題になるのは、ナトリウム量です。要するに塩分(食塩)の量を表記しているのですが、その数字を鵜呑みにしてはいけません。

食塩は「ナトリウム」ではなく、「塩化ナトリウム」なので、正しい塩分量は、(表記されている)ナトリウムg数 X 2.54 = 食塩量(g数)」という計算で求められた量になるのです。昨今塩分量の摂取量が健康維持という点で問題になっていますが、実際の摂取塩分量を計算してみるとえらいことになってしまいます。カップ麺には、多品種で、いろいろなアイテムがラインアップされていますが、あるカップ麺の成分表を見ると、「ナトリウム2g」と表示されています。厚労省が望ましい1日あたりの塩分摂取量は「10g以下」と設定されているので、この2gはさほど問題ないと思われるかも知れませんが、実際の塩分量を計算してみると、「2gX2.54」なので、実際の塩分量は、「5.08g」となるので、このカップ麺1食で、実に1日の許容量の、半分を超える塩分量になってしまうのです。これは「えらいこっちゃ!」ということでっせ! 好きな人は、1日2個、或いは大盛サイズカップ麺を食べるかも知れません。2個食べれば、1日の塩分摂取許容量を超えてしまい、大盛では、3.5gくらいのナトリウム量ですから、計算すれば「8.9gの塩分摂取量」になるので、これだけで、略1日の許容量近くまで行ってしまいます。

「それじゃあ!スープを飲まなけりゃ問題ないだろう!」と思うかも知れませんが、残念ながらそうはいかない事情があるのです。食塩は、麺の弾力を出す為により麺の方に使われ、スープの部分には、1%くらいしか使われていないのです。スープを残しても、塩分摂取量にはあまり影響はありません。

食塩接種過多は、血圧によくない、胃の粘膜を傷つけ、胃がんの原因にもなるとも言われています。うまい!安い!直ぐ食べられるといえども食べ過ぎたらあかん!「過ぎたるは及ばざるが如し」という諺を肝に銘じよう!

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