【健康】 「カロリーゼロ」は本当に体にいいのか!?

世の中「ダイエット」志向まっさかりという風潮を受けて、「カロリーゼロ」商品に溢れている。ダイエット自体が体にいいのかという問題もあるが、例え体にいいと仮定しても、「カロリーゼロ」コンセプトの商品は健康という観点から見てどうなのか!?考えてみる必要があるのではないか。カロリーゼロというキャッチコピーは、何となく体にいいようなイメージあり、多くの消費者は、こうしたイメージで購入している。でも成分表示をよく見る必要がある。カロリーゼロ、糖分ゼロでも、砂糖よりも何十倍の人工甘味料が使われているがわかる。

こうした成分の中には、依存症、中毒性が懸念されるものも多く、糖尿病のリスクを増長させる心配もあるといわれている。実際米国では、「却って体に悪影響を与えるのではないか」という大論争が巻き起こっており、実際‘12年には、米国心臓協会と、同糖尿病学会は、人工甘味料に関して、糖類を非栄養甘味料に変えることが、減量や、血糖コントロールに有効であるというエビデンスは得られていない」という共同声明を出している程である。有効かどうかの追跡調査・研究は引き続きなされているが、人工甘味料がホルモンバランスに与える影響や、依存症、中毒性などの解明も同時に行われている。

カロリーゼロ、糖質ゼロの飲み物の代表と言えば、発泡酒や、第3のビールと呼ばれているものがある。これには「ビールらしさ」を出すために、いろいろな人工甘味料や、キャラメル色素などを使っています。人工甘味料に置き換えても、それほどの効果も認められず、依存症などの心配が付いて廻るくらいなら、多少の糖分があっても、本来のビールを飲んだ方がはるかに体にはいいと思われる。ビールは、大麦、水、コーンスターチくらいで出来ており、非常にシンプルである。

やはり物事は、なるべく人工的な手を加えずに、自然なものの方がベターであるといえるのではないか? 「本来のものに近づけなくてはならいもの」には、今までの人類とは馴染みのないものを使わなくてはならず、生体のメカニズムに合わない状況を作るのではないか? 自然なものに逆らえば大きなしっぺ返しを受けるのではないかと思う!

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