低気圧とリウマチ関節との因果関係

低気圧とリウマチ関節との因果関係

 

低気圧だと天気が下り坂になります。それは空気が軽くなって、上昇気流が発生するからです。空気が上昇すると上空の冷たい大気に冷やされて、空気中に微細な水滴が発生します。それが集合して、雨粒となって、地上に落ちてきます。これが雨のメカニズムです。

 

体は低気圧に反応します。気圧が下がると、我々の体を押さえ付けていた大気の力が弱まるので、身体が膨張します。飛行機や高山で、スナック菓子などの袋がパンパンに膨らむ現象と同じです。(余談ですが高原の売店では、スナックなどの袋物商品のダンボールは(1個1個の商品が膨らんでしまうため)、段ボールも変形してしまうので5ケースも積み上げられません)

 

リウマチ、腰痛、間接痛などで、ご苦労されている人は、天気が悪い日は、一層ジクジクと痛くなる傾向が強くなります。それは低気圧により、身体が膨張したり、血管が拡張したりすることなどで、自律神経が反応して、もともとの痛みを一層敏感に感じさせるのではないかと考えられています。

 

ではどうしたらよいか。関節部分にサポーターなどを当て、温め固定する。必ずしも痛みや腫れが治まるとは言わないが、(気休めと思われるかも知れないが)やってみる価値はあると思います。

 

※ 日刊ゲンダイ「気象予報士資格を持つ医師が教える病気予報」 福永篤志立川病院脳神経科医長 コラム参照

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