芥川賞に山下澄人さん「しんせかい」=直木賞は恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」が選定される!

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芥川賞に山下澄人さん「しんせかい」=直木賞は恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」が選定される!

 

第156回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は山下澄人さん(50)の「しんせかい」(「新潮」2016年7月号)、直木賞は恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)に決まった。

 

山下さんは4回目の候補での受賞。作品は、19歳の「山下スミト」が俳優や脚本家を育てる演劇塾で過ごした月日を描く。カリスマ的な「【先生】」や塾生らとの葛藤が、雪深い地の情景に乗せ、虚実の間で語られる。

 

選考委員の吉田修一さんは「王道の青春小説で素直に面白い」と評価。「主人公のキャラクターが特殊な状況に置かれ、『冷やされた言葉』で書かれているのが新鮮」と指摘した。

 

恩田さんは6回目の候補で栄冠をつかんだ。作品の舞台は国際ピアノコンクール。養蜂一家に育った野生児、かつての天才少女、妻子持ちサラリーマン、名門音楽院生らが予選、本選を経て頂点を目指す青春群像劇だ。

選考委員の浅田次郎さんは「大きなスケールの物語をきちんとまとめた。独自の言葉をたくさん使って『音楽』に迫った力作」と強調した。

 

贈呈式は2月下旬に東京都内で。賞金は各100万円。

 

 

記事・画像 引用・参考元 Excite News <時事通信>

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第156回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は山下澄人さん(50)の「しんせかい」に、直木賞は恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」にそれぞれ決まった。

 

受賞決定後、東京・帝国ホテルで会見を行った山下さんは、無数のフラッシュを浴び「芥川賞って凄いな」と笑顔を見せた。過去に3回候補に上がりながら受賞を逃していただけに「ホッとしています。連絡を待つ時間は本当に大変なので」と話した。

 

脚本家の倉本聰氏(82)が主宰する俳優、脚本家の養成所「富良野塾」に2期生として参加。96年から劇団「FICTION」を主宰している。富良野塾での経験を生かし、演劇塾に入った19歳の青年を主人公にした自伝的青春小説で芥川賞を射止めた。主にスマートフォンを使い執筆するという山下さん。「同期のみんなに“僕が芥川賞作家ですよ”と言いたいです」と笑った。

倉本氏は弟子の快挙に「富良野塾に入ってきたのは18歳くらいで、そのときはやんちゃなイメージでした。それが今や劇団を率い、小説も書いて、立派なものだと思います。落ち着いたら会ってねぎらいたいですね」とコメントを発表。山下さんは「父親のような存在。ありがとうございますという思いしかないです」と恩師に感謝した。

 

??山下 澄人(やました・すみと)1966年(昭41)1月25日、兵庫県神戸市生まれの50歳。2011年から作家活動を始め、12年に「緑のさる」で野間文芸新人賞を受賞。芥川賞は147回の「ギッちょん」、149回の「砂漠ダンス」、150回の「コルバトントリ」で候補になった

 

記事・画像 引用・参考元 Yahoo News <スポニチ アネックス >

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170120-00000051-spnannex-soci

 

 

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