「詐欺ウイルス」巧妙手口 少額化、ゾンビ化でより悪質に! 万が一の時は、慌てず「解除キイ」などで対応!

 

〈あなたは、新しい請求書を持っています〉

請求書を装ったこんなメールをきっかけに、PCユーザーに“身代金”を要求する「ランサムウェア」による被害が急増している。

 

メールをチェックすると〈おはようございます! 添付ファイルのあなたの住所を確認してください〉などのメッセージが表示され、指示通りに添付ファイルをクリックするとウイルスに感染。PCに保存されている文書などのデータファイルが暗号化されて読めなくなる。気づかずにファイルを開こうとすると、〈解除するにはシリアルナンバーの購入が必要〉などと脅し、カネの支払いを迫るのが手口だ。

IPA(情報処理推進機構)には3月以降、相談が急増。ネットセキュリティー大手のトレンドマイクロは、4月6日だけで同種のスパムメールを1万6000通以上も検出し、「今回の攻撃は日本語を使用していることから、特に日本国内のインターネット利用者を対象としている」と警告している。

 

ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう言う。

 

「ランサムウェアは2~3年前から増えていますが、このところ手口が巧妙化しています。メールやアダルトサイトからの感染ばかりでなく、一見問題なさそうなニュースサイトにもバラまかれている。電子マネーや決済サービスのペイパルを通じて身代金の支払いを求め、1万~2万円程度と低額化しているのも特徴です。少額ゆえにパッと支払ってしまうケースが目立つ。カネを払っても無視されたり、一旦は解除できても何度も復活するゾンビウイルスも出回っています」

 

■ウイルス対策法は?■

 

スマホやタブレットも安心できない。スマホのアダルトページで被害に遭うこともある。

 

動画の再生ボタンを押した瞬間にカメラのシャッター音が鳴り、冷や汗をかいた30代会社員がこう言う。

 

「ポップアップが立ち上がり、〈登録完了〉〈請求金額〉〈お客様登録ID〉などが表示され、10万円を請求されたんです。支払期限は24時間以内で、すぐにカウントダウンが始まった。何度試してもウェブブラウザーが閉じないし、OS情報やIPアドレスのような文字列もズラズラ並んでいた。端末情報まで抜き取られたのか、ニヤついている顔写真も押さえられたのかと一瞬凍りつきました。ただ、読み返してみたら電話番号とメアドは書かれていましたが、支払い方法の指示がなかったのでスルーしました」

 

井上トシユキ氏は「シャッター音は録音を仕込んだもの。カメラアプリは立ち上がっていない」というが、知らなければパニックだ。

 

ポップアップを削除するには、機種によって多少手順は異なるが、メニュー画面から「設定」へ進み、「履歴とwebサイトデータを消去」などの手順を踏めばOK。念のため、インストールしたアプリのカメラへのアクセス許可をしない方が何かと安全だ。セキュリティー企業がHPなどで解除キーを無料公開していることもある。

 

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <成功のヒミツ失敗しないコツ>

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/180069