自分のベスト睡眠時間は「(例えば)6時間」と(年中)思っていないか!?実はそれは間違いである!自然の法則になるべく従う!が、健康の秘訣!

 

睡眠は昼間の交感神経優位なアクテイブモードで疲れ切った体を、癒し、修復するという重要な役割を担っている。故に睡眠の時間と質は健康にとって重要な意味を持っている。睡眠時間が短かったり、睡眠の度合いが低かったりして(睡眠についての)生活習慣の悪い状態が、常態化すると、長期的に見て、健康を損なう方向に行く。

 

夏の気温の高い夜、折角眠りについたのに、朝方目が覚めてしまったような場合、「未だ眠れるのに勿体ない」と2度寝を決めこんだことが誰でもあると思います。実はこの2度寝は注意が必要です。

 

必要な睡眠時間の長さは、日照時間によって決まります。即ち日照時間が長い夏において睡眠時間は短くなり、逆に短い冬は長くなります。夏至と冬至では、2時間程度の差があって当然(自然)という事です。

 

それがヒト(他の動植物もそうなのだが)の自然のペースなのだが、しかし「私のベスト睡眠は(年中)○◇時間だ!」と思っていませんでしたか!? 何を隠そう小生は「6時間で、短すぎても、長過ぎても体調が悪くなる!」とずっと思っていた。事実短すぎても長過ぎても「ボケッ」として体調は宜しくなかった。だが実際は、年中6時間に拘っている方が不自然だという事になる。

 

つまり夏に朝早く目が覚めてしまったら、それはそれでいいので、睡眠はその時点で切り上げ起きてしまった方が体の調子が良いという事です。しかし今までの「自分のベスト睡眠時間一定」という先入観が邪魔をして、「長く眠った方が体は休まる」とばかり2度寝する。

 

睡眠の後半部分では、体(☜実際は脳が命令しているのですが!)は、起床の準備に入ります。起きる3時間ほど前から、「コルチゾール」というホルモンを分泌し始め、血圧や、血糖値を高めて、起床後のアクテイブモード(交感神経優位なモード)に備えます。そして分泌がピークを迎える自然と覚めるのです。[この様に1日の間に、アクテイブモード(交感神経優位)とリラックスモード(副交感神経支配)が交互に入れ替わって、体は正常に動いているのですが、我々がボケっとしている間でも、その営みを正常にするため、一生懸命働いているのです]

 

ところが(もっと眠れる時間があるのに)勿体ないとばかりに、2度寝を決め込むと、折角準備をしていた体の努力が、ご破算にされて、コルチゾールの分泌は一旦低下し、最終的に目覚めた時点(2度寝して起きた時点)で急激に増加してしまいます。ここで問題になるのは、コルチゾールが異常に増加するというのは、即ち鬱病と同じ状態ということです。 朝からやる気が起きなくて、イラつくというような状況に陥る危険性(!?)があるという事です。(それもこれも「年間を通してベスト睡眠は一定だ」という思い込みのなせる業☞不要意な判断からくる所業で、知らないという事はこういう折角の体の働きに無駄なことをやらせる=即ちストレスを与えるという事になる!)

 

そこで、朝目覚めたときに、2度寝をしてもいいか悪いかの判断基準、判定サインについて記します。目を覚ました時に、未だ頭が重く、ボーッとしていたら、未だ睡眠の途中です。(飲酒の結果脱水症状を呈して、就寝後2.3時間で目を覚ましてしまったような場合)また、目を覚ました際、パッと目が覚め、スッキリとしているようだったら、睡眠が充分だったというサインです。思い切って起床して、アクテイブモードに突入して大丈夫です。

 

そもそも2度寝をしたいという欲求は、「体の疲労を回復したい」から2度寝をしたいと思っている筈で、(季節変動で夏は冬に比べて睡眠時間が少なくて大丈夫なら)、「もう大丈夫」サインが出ていたら、折角準備してくれた起床準備を崩さずに、体に無駄な努力【=ストレスになる】をさせずにしたいものである!

 

くどいようだが、睡眠時間は年中一定の時間を要すのではなく、夏は短く、冬は長めになるという事を、即ち日照時間にしたがって、夜日が暮れたら寝るのが自然という動物が本来従っていた法則に出来るだけ忠実に生きるという事が健康に良いのだと再認識しよう!

 

※日刊ゲンダイ「寝苦しい真夏の夜!スッキリ乗り切る」シリーズ、作業療養士・菅原洋平氏執筆コラム参照。