そもそも薬剤は基本的に「リスク」! 不必要に長く薬を飲み続けると重病を引き起こす危険も!

健康

そもそも薬剤は基本的に「リスク」! 不必要に長く薬を飲み続けると重病を引き起こす危険も!

 

 

薬の「適正使用」とは、「薬を必要な時に必要な量を使う(用法・用量を守る)。必要なければ使わない」ということです。つまり、使うべき時(状態)に使って、そうでなくなったら(症状が改善したり、悪化するなど)止めるのが「適正」なのです。即ち薬は「止め時の見極め」が大切!

 

ただ、必要ない、もしくは必要なくなった場合でも薬を飲みたがる患者がいるのも事実です。そういった方は「なぜ飲んではいけないのか?」と思うかも知れません。「薬絶対」という認識がそうさせるのでしょう! その理由として、①副作用のリスクがある、②医療費がかかる、ということが挙げられます。

 

今回は①についてお話ししましょう。何かしらの効果がある薬には、何かしらの副作用があるのは当然で、「副作用のない薬はない」と言い切っても過言ではありません(症状として表れるか表れないかは別問題)。中には、ひどい炎症やショックで死に至るような副作用も存在する。

 

■薬剤性腎障害や薬剤性肝障害など、臓器にダメージを与える場合もある■

 

死まで至らなくても、腎障害で慢性腎臓病(CKD)になって悪化した場合には、生涯、人工透析を受ける事になり、著しくQOL(生活の質)を低下させるケースもある。

 

 

薬剤性腎障害を引き起こす可能性がある薬は意外と身近にあります。

 

抗がん剤を除くと、「解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬=NSAIDs)」と「抗生剤」が上位に挙がります。これらの薬は風邪をひいた時によく処方されますので、誰しも一度くらいは飲んだことがあるでしょう。過剰に心配する必要はありませんが、身近であるからこそ「適正使用」が重要になります。

 

抗生剤の処方は短期間の場合が多いですが、NSAIDsは鎮痛薬でもありますので、慢性腰痛などでも処方され、漫然と飲み続けている患者さんは要注意です。定期的に血液検査を受けて腎機能を確認し、痛みが長引く場合は、腎障害の出ない鎮痛薬への変更も考えた方がよいかもしれません。身近な分、副作用を軽視されがちな鎮痛薬の使用には、十分に気をつける必要がある。

 

 

■医者任せ・薬至上主義は改める必要がある(私見)■

 

ヒトには本来的に、生体恒常性(homeostasis)というものが備わっています。病気にならない(病気予防)、なっても速やかに健康体に戻すという機能です。これを軽視し、手術や、薬剤に頼り過ぎるのは見直した方がいい。これらは却って生体恒常性に悪影響を与え、却って健康を損ね兼ねないからです。薬は「苦」を「擦り」変え(則ちク・ス・リ)、逆から読めば、「リ・ス・ク 即ち副作用」です。自然に逆らえば、[酸化]ストレスが起き、病気を誘発するのです。高齢者が、10種にも亘る薬を出され、これだけ飲めば「治る」と思い、(そういう人ほど薬をきちんと飲む)調子が良くならず、一層止めてみた方が、健康になったなどの例は多く存在します。薬には、飲み時、止め時があることを認識し、飲んでも最小限度にする配慮が必要。「自分の健康は自分で守る!」事が必要な所以です!

 

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <ヘルスケア>

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