後がない!何時辞めるか分らんような総理に真面に取りあう外國首脳など居らぬ!プーチン当り障らずの対応!外交辞令真に受け「(自称)世界の安倍」1人微笑む!
国会審議から逃げるように向かったロシアでプーチン大統領との首脳会談を終え、27日帰国した安倍首相。会談でプーチンに48分の遅刻を食らった上、懸案事項も悉く進展ナシ。今回で21回目の会談になることから“個人的な信頼関係”と喧伝していたが、安倍首相は頼みのプーチンにも見切られた形だ。それはそうだ! 徳俵に、つま先立ちして、何時辞めるか分らん政治家を真面に相手にする外国首脳など居る筈がない。こんなのと、協定を結んだはいいが、直後に辞任等されたら、その国の至たならさを世界に公表する結果になり、国際的な大恥を掻く事になるからだ!精々「シカト」を決め込まれるのがオチだ。
案の定、これだけ成果のない首脳会談が、嘗てあっただろうか。一致したという「北の非核化に向けた連携」や「米朝会談成功の後押し」は、蚊帳の外の両国には「天気の話」のようなものだ。両国間の懸案へのロシアの対応は冷淡だった。(プーチンはこういう点ははっきりしている)
「北方領土問題は具体的な進展は一切なく、元島民は残念がっています。元島民らによる航空機を使った北方四島への墓参を7月に行うと発表したが、これは昨年も行っていて目新しい事ではありません。今年もやって当たり前というレベルの話だ。安倍首相が目玉にしている北方領土での共同経済活動は、事業化を目指していたウニ養殖やイチゴ栽培について、合意できたのは調査団の派遣に留まりました。想定以下で“マイナス回答”でした」(外交関係者)ここでも日本は蚊帳の外で、各国の企業誘致などを推進しており、島の「実効支配」は、着々と進んでいる。何のことはない、北方領土返還どころか、実効支配を許容しているようなもので、何しに行ったのか皆目分らんというレベルの訪問だった。
首相官邸のインスタには、秋田犬を抱くサギトワ選手と一緒の安倍夫妻が載っているが、これだって安倍首相の成果じゃない。人の手柄を横取りしている話だ。成果どころか人格を疑われる話だ!
☝ こういう時は主人公を真ん中にするご配慮を!
■プーチンが48分遅刻も■
首脳会談はロシア側の都合で48分も遅れた。プーチンが、日ロ会談の開始予定時刻に突然、新たに任命された閣僚とのミーティングを開いたからだ。安倍首相はホテルの部屋で待機を強いられた。ロシア側の強い意向で、会談後の共同記者会見での記者質問は一問もできなくなった。
プーチンは3月に大統領選に勝利したばかり。大統領の任期は2024年までだが、その後も首相でトップに居座る可能性もある。一方の安倍首相は“内憂外患”で9月の3選も雲行きが怪しい。タップリ時間があるプーチンは焦る必要なし。瀕死の安倍首相を足蹴にしてもおかしくない。元外交官の天木直人氏が言う。
「ロシアの対応は頷けるところがあります。プーチン大統領には、事務方から、安倍首相がモリカケなど国政で行き詰まっていることや、秋の3選が危ないことなどが詳細に報告されている筈です。プーチン大統領が、先が長くない安倍首相を相手に話を詰めても意味がないそれどころか下手に対応したら、世界的な恥を掻くと思っているのです。他国の首脳も安倍首相を同じように見ています。首脳相手に何を言っても相手にされないでしょう」
国会審議を放り出して、ノコノコ海外に出向くのは止めるべきだ。斯くして、「(自称)世界の安倍」の外交を通して立場を少しでも浮上させようと出掛けたロシア訪問だが、苦い感傷旅行になってしまった様だ。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ
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