日頃行っているスーパーは消費者にとってよい店なのか!5つの商品の取り組みを見れば判定できる! その見分け方を!

経済・社会

日頃行っているスーパーは消費者にとってよい店なのか!5つの商品の取り組みを見れば判定できる! その見分け方を!

 

消費者にとって、いいスーパーは「5つの商品をチェックすれば分かります」と言うのは、「スーパーで買っていい食品 買ってはダメな食品」(さくら舎)の著者で、食肉処理場、総菜工場、配送流通センターなど、35年にわたり食品業界の裏側を見てきた河岸宏和氏だ。

 

■①最も分かりやすいのは「卵」■

 

「誰もが購入する卵は、日本の法律では、どこの農場でいつ産卵したかを表示する義務を課していません。スーパーの対応に委ねられているのです。消費者を大切にするスーパーは、生産農場と産卵日を書いている。卵の賞味期限は、産卵日からではなくパック詰めから14日先の日付。通常、パック詰めまで最大5日間は経っています。だから、産卵日を書いているのは消費者に対して親切ですね。また、卵は潜在的に『サルモネラ菌』を持っていて、産卵後すぐに冷蔵保管、冷蔵販売することで発症を防げる。山積みで常温販売している卵はおすすめできません」

☝産卵日表示の卵と非表示の卵

 

■②「肉」はパックの「加工者」の表示をチェックする■

 

「スーパーの住所と同じになっていれば、その場で加工されたもの。住所が別なら、工場でスライスされて卸していることが分かる。肉はスライスして時間が経てば、うま味成分のドリップが流れ出て酸化し、傷みやすくなるのです」

 

■③「総菜」は17時、19時、20時など常に値引きをしているかが重要■

 

「常に売り切っているかが重要なのです。特に単品の総菜で、空揚げやとんかつは余ってしまえば、次の日に二度揚げして弁当に回してしまいます。24時間やっているスーパーは売り切る必要がないから、ずっと使い回せる。いつ揚げたかなど製造時間が付いている店は安心です。特に、お刺し身は生ものですから、加工時間が付いているかは確認しましょう」

 

■④「お米」は積み方で判断■

 

「袋詰めされているのは精米した後です。当然、時間が経つごとに味は落ちます。2週間、1カ月経ったものを割引していない店はダメ。ビールも同じ。これらは山積みで売られていることが多いので、上に乗っている商品ほど新しい日付だったら、消費者目線のスーパーです」

 

■⑤「野菜」は売れ残りを再利用していないか?■

 

「例えばレンコンは、まわりがしぼんでいるのに断面だけがキレイなのは、乾いた表面をカットしている可能性がある。カブは、葉付き以外は要注意。しおれてきたから、実だけで販売しているのです。『カレー・シチューセット』として、カット済みの野菜の詰め合わせがありますが、あれは割れている野菜や傷んだ部分をカットして、売れ残りを使い回しています」

 

河岸氏は改めて言う。

 

「近年スーパーの倒産は増えています。粗悪品を出すようなスーパーは淘汰されて、その分、ネットスーパーが人気になっています。ただ、いい食品を食べるには、自分の目で見ることが前提。消費者が目を光らせ、スーパーの品格を維持していくことは、自分たちが生活する上でも大事なのです」

 

 

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <大人の社会講座>

5つの商品でわかる 買ってはいけないスーパーの見分け方|オトナの社会講座
いいスーパーは「5つの商品をチェックすれば分かります」と言うのは、「スーパーで買っていい食品 買ってはダメな食品...

 

 

 

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