小生は盛岡赴任時代(単身赴任)、終業時刻が過ぎると玉ねぎを刻んで食べていた。血圧が高めだったので、そうしたのだが、「変人(!?)」扱いされた。そりゃそうだよなあ!その上、こめかみと額に鎮痛ハップ剤を張っていたので・・・はっはっは!
玉ねぎ!これを1日1個食べれば、血管年齢が、10~20歳若返ると、「広島大学再生医療学部門と、ハウス食品が、「共同研究」の結果を発表した。担当した東幸仁教授は、「血管は年齢を重ねると弾力性がなくなり固くなっていく。これに大きく関わっているものに「血管内皮」というものがある。血管内皮は、一酸化窒素(以下NOと記す)などを分泌して、血管を収縮させたりするほか、血小板の粘着・凝縮を抑制して、血管を保護する機能がある」と言っています。
以前から血管内皮の改善には、ポリフェノールが有効だということは、複数の研究によって解っていたが、更にそのポリフェノールについて深く追求していったのが今回の研究の眼目だった。教授等は玉ねぎ多く含まれている、抗酸化力が強い「ケルセチン」に注目し、これを1日51ミリグラム含まれたスープを、男性22人に4週間摂取させた実験を実施、その結果、血管内皮機能の評価基準であるFMD値が、1.6%改善されたと発表した。この数値は一見小さいと受け取られそうだが、薬に匹敵する値で、血管年齢に換算すると、10~20歳若返ったと同じ効果だそうだ。薬の場合は、この結果が出るのに、10~12週間を要すことと比較すれば、玉ねぎの場合は、4週間でこの点でも驚異的な結果だった。
ケルセナチンが効果的なのはその抗酸化作用にある。活性酸素はNOの機能を弱め、それにより血管内皮の働きも低下させる。またNOの分泌そのものを促す作用ももっている。血管の石灰化した状態でなければ、年齢に関わらず、血管内皮の改善は可能だ。しかも血管はどの臓器よりも改善しやすいので、今日からでも玉ねぎを刻み、スープなどにして食べよう!また同時にケルセナチンには、血圧、血糖値を下げる効果もあり、動脈硬化や、心筋梗塞、脳梗塞の予防にも繋がり、一石二鳥・三鳥である!
ケルセナチン51ミリグラムは、玉ねぎ中サイズのもの1個に相当する。これを玉ねぎスープにするのがお奨めだ。輪切りにして、オリーブオイルで茶色になるまで炒める。水とブイヨンを加え、煮立ったら弱火で10分煮て、塩コショウで味を調整する。これを基本にして、あとはお好みで、時期にあった旬の野菜などを加え、ベーコン、チーズなどで変化を付ければ、毎日でも飽きません。まあサプリもありますが、出来るだけ、スープなどから摂取することがベターだと思います。
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