【解熱鎮痛消炎剤】年間47億錠 1人40錠近くを消費!しかし安易な服用を避けるべし!

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【解熱鎮痛消炎剤】年間47億錠 140錠近くを消費!しかし安易な服用を避けるべし!

 

今回は「解熱鎮痛消炎剤」として一括りにされる医薬品について見ていきます。熱を下げ、痛みを和らげ、炎症を抑える、そんな医療の原点を担っているクスリですから、実に多くの用途に使われている。「頭痛」「生理痛」は言うに及ばず、「風邪」による熱や喉の痛み、「肩凝り」「腰痛」「腱鞘炎」「腹痛」「尿路結石」「ケガ・手術・抜歯後の痛み」、さらには「リウマチ」や「痛風」など、ありとあらゆる発熱・痛み・炎症に用いられている。

 

2015年度の上位100品目の処方量は、約47億錠。国民1人当たり、1年間に40錠近く飲んでいる事になる。

 

解熱鎮痛消炎剤には、胃炎や胃潰瘍を引き起こしたり、肝機能に悪影響を与えたりといった副作用が出やすいものが多くある。「バファリンの半分はやさしさでできています」という有名なキャッチコピーがありますが、バファリンには主成分であるアスピリンよりも、胃粘膜を守る成分が多く入っています。

■トップはロキソニン■

 

バファリンは大変古いクスリで、病院で処方される量は年間800万錠ほどに過ぎません。しかし市販薬としては根強い人気を保っています。またバファリンと並んで有名なイブプロフェンは、市販の風邪薬の中に解熱鎮痛成分として含まれています。「風邪薬は眠くなる」といわれますが、イブプロフェン自体は眠気と無関係。喉や鼻の炎症を抑えるために配合されている抗ヒスタミン剤が眠気を引き起こすのです。

 

処方薬としてはロキソニン錠60㎎が6億8400万錠でトップ、セレコックス錠100㎎が6億1700万錠で2位につけています。ロキソニンは市販薬にもなっており、処方薬とまったく同じものを、薬剤師が常勤しているドラッグストアで購入できる。

 

3位のノイロトロピン錠は、痛みの神経の感受性を抑えることで鎮痛効果を発揮します。他の鎮痛薬が効きにくい痛みにも有効で、とくに整形外科で重宝されている。他の鎮痛剤が効かない腰痛や五十肩などに、よく効くといわれている。

カロナール錠(4位・9位)は、アセトアミノフェンという物質を主成分とするクスリ。強い解熱鎮痛作用があり、痛風発作、尿路結石、腎結石などの痛みをやわらげるのに使われています。

 

■消炎鎮痛剤は身近な薬剤だが、安易な服用は出来るだけ控えた方が賢明■

身近にあり、頻繁に使われる消炎鎮痛剤だが、手軽に服用できる薬剤なので、服用頻度が高いが、そうはいっても、副作用も心配されるものである。一般に薬は、痛みや痒みが発生している場所に直接作用する意味ではなく、血管を狭め、血流を補足して、痛さ・痒みを感じさせなくするというコンセプトである場合が多い。即ち「苦<痛み・痒み>を擦り変え」ているに過ぎない。故に「苦を擦り変える=ク・ス・リ」であり、逆から読めば、「リ・ス・ク」即ち副作用である。要するに生体からは、「異物」とみなされ、生体外に出そうとするが、生体に対して馴染みがないから、肝臓は解毒できず、酸化ストレスを引き起こす。結果過剰な活性酸素を誘発してしまうのである。

 

従って、出来るだけ使わないで済ます。使うのなら、出来るだけ少量で、且つ短期間の使用で済ます。また、血管をすぼめるという事は、結局のところ血圧が上がることになり、場合によっては、降圧剤が処方され、精神的にも不安定になるので、次に待っているのは、「精神安定剤」の追加である。こうして薬剤の種類も増える傾向に行く。要は、生体の不調は、出来るだけ薬剤に頼るのではなく、生活習慣の是正により防ぐことに重点を置く。(食事・運動・睡眠・過食・薬剤の長期使用の是正など)安易に薬剤に頼るべきではない。

 

 

記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <ヘルス ケア>

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