【健康】 チューインガムの日 噛むことの大切さ!

6月1日は「ガムの日」である。日本チューインガム協会が22年前に制定した。平安時代の昔から長寿を願って、正月と、6月1日に、「歯固めの儀」が行われていた。それに因み「噛むことの大切さ」をアピールするために制定されたのである。序に「マナー(ガムのポイ捨て防止)向上」の意味を持たせている。

小生も元「ガム屋」に関係していたので、ふとガムの日を思い出して、当記事を書いているのであるが、ガム屋では、新入社員教育では、まず最初に「噛むことの効用」について講義を受けるのである。それでは昔を思い出して、噛むことの大切さ、効用について記します。① 唾液の分泌を盛んにする。消化を推進する。胃の負担を軽減し働きを助ける。また唾液には、発がん物質の発がん性を抑制する働きがあると言われている。② 唾液の分泌が促進される結果、唾液の抗菌作用により、口腔内の清潔化、歯周菌の抑制、口臭の予防促進。③ ゆっくり且つ噛む回数を掛けて食べると、満腹中枢を刺激し、満腹感を得られるため、食べ過ぎを防止できる。肥満の防止。④ 脳の活性化。噛むことで脳の血流が活発になり、脳の機能が活発になる。脳の老化を防止、逆に言えば若さをキープ。⑤ 身体機能の向上。歯を無くすと、この機能が発揮できず、急激に体力を落とす様な事もある(老人) ⑥ 味覚の向上 ⑦ 口の周り、顔面の筋肉の発達により、発音が明瞭になる。などなど・。

このガムの日にはいろいろなイベントが行われたが、その中の一つに、東京都玉川歯科医師会協力による、「噛むことの大切さ」をテーマにした特別講演も行われた。以下同医師会長の冨塚高利氏の講演要旨。噛むことによって、口の筋肉を動かすことは、脳を刺激し、認知症予防にもよい影響を及ぼすと言われています。地域によっては、認知症対策として、歯科医による検診をスタートさせている所もある。これは歯が悪くてちゃんと噛めないと、認知症の進み方が早くなると考えられているからです。またガムを噛んでいると、上の歯と、下の歯の間にガムのクッションが介在して、歯と歯が当たらない。この状態を「安静位」と言って、とてもリラックスな状態をもたらします。歯と歯が当たるのは健康的にはあまり良い状態ではない。顎関節症、肩凝り、腰痛などは歯を噛みしめていることで発症することが多い。こんな話が聞けました。

厚労省が8020運動というものを展開していますが、【80歳になっても自分の歯を 20本以上残そうという厚生労働省の提言。現在,70歳では親知らずを除く上下 28本の歯のうち,平均8本しか自分の歯が残っていない現状を改善する運動。歯が失われる原因はムシ歯と歯槽膿漏である】歯は単なるものを熟すだけではなく、体全体の健康にも関わる大切な機関である。将に「歯は命」。健全な歯を確保し、良く噛む習慣を身に付けよう!

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