【健康】唾液の偉大な機能!お金が掛からない健康法!よく噛むことによってそのパワーを倍加させる!

【健康】唾液の偉大な機能!お金が掛からない健康法!よく噛むことによってそのパワーを倍加させる!

幼少のころ、傷を作って、母親から、「痛いの、いたいの、とんでけぇー!」と唾液をすりこまれた経験は誰もが持っているだろう!今のお母さんたちは不衛生だということでやらないかも知れないが。よく観察すれば、動物にも見られる現象だ。これには何か根拠があってのことなのだろうか?

唾液には外から侵入する細菌を抑えるいろいろな免疫グロブリン(IgA,とかIgMやIgGなど)や、鉄イオンを利用して、最近の増殖を抑える「ラクトフェリン」などが含まれているのだ!したがってお母さん達や、動物たちは経験的にそれを知っていたという事になる。

その他に、唾液には、①食べ物を飲み込み易くし、消化・吸収の手助け。②虫歯・歯周病の予防。③免疫力のアップ。④ホルモン活性化。⑤がんの防止などの働きがある。「そんな阿保な!たかが唾液にそんなパワーがある筈がない」と思うかも知れないが、唾液にはそんな秘められたパワーがあるのは本当だ!

例えば、ものを食べると、歯の表面に付着した歯垢に巣食うコッカス ミュータンス菌(所謂虫歯菌)が、食べ物や飲料に含まれる「糖分」を利用して、「酸」を分泌させる。その酸が歯の構成物である「ハイドロキシアパタイト」を溶かす。これこそが虫歯の出来る過程だが、唾液は酸に対する強い緩衝力を有するため、このように酸性に陥った口腔内を中和し、それにより歯から溶け出したカルシウムを再石灰化する役目を果たす。要するに虫歯の進行を阻止する働きがある。

米国の研究では、唾液が分泌されないネズミを作り、観察をした結果、次のことが分かった。先ず歯が生えなくなった。毛の艶が悪くなったなど。すなわち唾液にはホルモンの分泌に関わりを持つことが判明した。

がんについてはどうか? 唾液に含まれている「ラクトペルオキシターゼ」という酵素が、発がん物質の「食品添加物」の毒性を緩和する働きを持つことが分かっている。また「アミラーゼ」や「カタラーゼ」という消化酵素が含まれているが、やはり同じような働きをしている。いまありとあらゆる食べ物(加工食品)には、食品添加物てんこ盛り状態だが、「唾液」が一生懸命この毒を消しているのだ。

また我々の食べている食品や飲み物は、からだサイドから見れば「異物」なのだ!したがって「食べ物・飲み物」は「異物」故に、「(食品に付着する、細菌や添加剤など)は、変なもの<=異物>が入ってきたと脳は攻撃せよという命令」を出すのだが、ここに「唾液が登場」し、細かく砕き、磨り潰した上に、唾液で包み込み、(細菌などを殺すことも含め)体内で吸収しやすいようにしているのです。もしこの機能がなかったら、食物・飲料などは、「異物」のまま胃に入っていき、消化どころの話ではなくなるのであり、胃に掛ける負担は大きくなる。

そんな偉大な「唾液パワー」を最大限引き出すために我々はどうしたらよいか? それはよく噛むことである。充分噛んで食物を細かくし、唾液とよく混ぜ合わせることが必要である。日本人の一回の食事当たりの平均咀嚼数は、600回と言われている。早食いの人は、咀嚼回数を増やす為に、固いものを食べる、食材を大きくカットして調理する等すると回数は必然的に増やすことが出来る。(話は逸れるが、近頃は加工食品全盛で、柔らかい食べ物が非常に多くなっている!したがって噛むことが少なくなっている!唾液には消化以外にも多くの機能を持っていて、よく噛むことがそれらの機能を引き出す基本なのだから、やはりよく噛まなくてはいけない!今の子供は噛まないので顎の骨も張っている子も少なく、所謂しょうゆ顔の子が多い!将軍様も柔らかいものを過保護的に探べていたので歴代しょうゆ顔である)いずれにして、出来る丈固いものを食べさせることが子供の為になる。

以上見てきたように、「昔から言われていること」には根拠があるなと思う!「よく噛んで食べろ!」とか、「痛いの、いたいの、とんでけぇー!」とか! また食品添加物に使われている化学物質などのデトックス機能もあるなど、唾液は、我々にはあまりその働きを知らないが、大きな役割を有していることが分かり申した!「歯(?!)・はー!恐れ入りやした!」

 

 

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