安倍政権の欺瞞。総理はなぜ嘘ばかりつくのか。哲学者・適菜収が指摘する!

「世直し」速報

安倍政権の欺瞞。総理はなぜ嘘ばかりつくのか。哲学者・適菜収が指摘する!

 

9億5600万円の官有地が1億3400万円で森友学園側に激安で払い下げられた疑獄事件。今回の問題の本質は安倍晋三周辺と維新の会が国民の財産を横流ししていたかどうかである。安倍は自ら「保守」を名乗り、自称保守が安倍の礼賛を続けている。しかし、安倍は本当に保守なのか? 否。今回は、安倍の過去の発言を紐解き、安倍が保守の対極にある極左グローバリストであることを明らかにする。森友事件に端を発する一連の疑獄は、起こるべくして起こったのである。哲学者・適菜氏は新刊『安倍でもわかる保守思想入門』の中でこう続ける。

■保守とは何か?■

 

なぜ今の日本はダメになってしまったのか?  結論から言えば、近代が理解されていないからです。 そして、それは「保守」が理解されていないことと同義です。

 

では「保守」とは何か?

 

「保守」という言葉を聞いて、多くの人がイメージするのは何だろうか?

人によっては、読売新聞や産経新聞かもしれない。

人によっては、レーガンやサッチャーかもしれない。

人によっては、田中角栄や岸信介かもしれない。

人によっては、自民党や右翼かもしれない。

下手をすると、小泉純一郎や石原慎太郎を連想するのかもしれない。

 

そして今は、安倍晋三が自分のウェブサイトで「闘う保守」を自称する時代である。 安倍が保守を自称することに違和感を覚えない人は多いのかもしれない。 それどころか、安倍を保守だと思っている日本人は、残念ながら少なからず存在する。

一方、本来の意味における「保守」はわが国では少数派です。

 

そして、保守の対極に位置するような人たちが「われこそは保守である」とわが物顔で振る舞っている。

 

単なる反共主義者、排外主義者、新自由主義者、グローバリスト、国家主義者、ネット右翼、軍事オタク、ただ声がでかくて威勢のいい人、髪の毛を盛り上げたおばさん……。魑魅魍魎のわけのわからない人たちが保守を自称しているのが現在のわが国の状況です。

 

要するに保守が変質してしまった。

 

今の日本では、「保守」を名乗る人物が、特定のイデオロギーに基づき、朝から晩まで抜本的改革を唱え、伝統の破壊に勤しんでいる。

 

なぜこんなことになってしまったのか?

 

まずは一度、保守思想をきちんと理解する必要があると思います。

そうすれば、安倍が「保守」の対極に位置する人物であり、大衆社会の腐敗の成れの果てに出現した「左翼グローバリスト」にすぎないことがわかるようになります。

 

逆に言えば、安倍の言動を振り返ることで、「保守」の本質が見えてくる。

 

安倍個人を批判したり揶揄する意図はない。安倍には政治や歴史に関する基本的な素養がないが、そこを指摘して溜飲を下げていても仕方がない。ああいうものを担ぎ上げてしまったわれわれの社会こそが反省を迫られているのだ。そういう意味において、安倍の最大の功績は、日本の病を完全に炙り出したことだろう。

 

安倍という個人を「拡大鏡」として利用しながら、われわれがどのような時代に生きているのかを把握する必要がある。

 

(『安倍でもわかる保守思想入門』「はじめに」より)

 

引用・参考元 ヤフーニュース <BEST TIMES>写真/アフロ

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170323-00005037-besttimes-pol

 

 

 

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