又もや食品業界の偽装体質!ツナ缶用マグロを着色料で「新鮮で高品質」と偽り提供 246億円規模に!
現在、欧米では和食ブームで“SUSHI”となると大人気だ。スーパーのデリコーナーにも寿司パックが置かれていてランチやスナック代わりに寿司を口にする人は多い。我々日本人も旅先でつい日本食が恋しくなり、寿司を求める人もいるだろう。しかし、海外で口にする生のマグロには要注意だ。
近年ではマグロの大量消費により、マグロの価格が高騰している。乱獲問題もさることながら、安いマグロを”新鮮で高品質”と偽り販売している悪徳業者が存在することを『Mirror』や『Independent』など各英メディアが伝えている。
欧州連合の政策執行機関である欧州委員会は、EU諸国の消費者が違法に取引されたマグロに2億ユーロ(約246億円)を支払っていることが業界誌『IntraFish』で明らかにされたと報告したのだ。
具体的には、本来ツナ缶になるはずの安価なマグロが、多量の亜硝酸塩を含む植物エキスを使用することで赤紫がかった色合いに調整され、新鮮で高品質のマグロに変身するのだという。これまで主にイタリア、フランス、スペインの悪徳業者によって500トンものマグロが偽装され、仕入れた安いマグロの2倍以上もの値段で取引されていることが判明している。
品質が損なわれたマグロは当然のごとく生で食べるのは健康上危険であり、色付けされたマグロには大量のヒスタミンが含まれているため、アレルギー反応を起こすことにもなりかねないそうだ。
衛生、食品安全、環境、海洋水産部門のEUスポークスマンであるエンリコ・ブリビオ氏は、『IntraFish』に「漁業組合とEU食品偽造摘発ネットワークの協力のもと、こうした違法行為を止めさせるように取り組んでいますが、詳細を公にすることはできません」と話している。
またアメリカでも、非営利海洋保全団体「Oceana」が2013年から2年にわたり調査に乗り出し、全米各地のレストランや小売業者からサンプルを検査したところ、70%以上の業者が安いマグロを「トロ」や「ビントロ」「クロマグロ」と偽って客に提供していたことが判明している。
ヨーロッパやアメリカでは、マグロは最も人気のネタの一つである。それだけに偽造したものを提供し、利益を得る悪徳業者は許し難い。こうしたマグロの偽装は現在深刻な問題になっているため、海外に行かれる際はくれぐれも生のマグロには注意していただきたい。
(私見)今回は海外の偽装例であるが、国内においても、同様な事例で溢れていることを忘れてはいけない。例えば食品添加物として、認可されている数は、EUは10数種類であるが、日本は千単位でEUの比ではない。肉は屠殺して、即市場に出る訳ではない。旨味を出すために寝かされる。しかしその間に色が黒ずんで来るが、其の儘だと、売物にならないため、亜硝酸ナトリウムで赤くする。その他、防腐剤、酸化防止剤、色素、乳化剤などが使われている。購入の際は、商品の裏側に成分表記(イングレ)されているので見てみよう。豆腐の賞味期限はびっくりするほど長い。食パンもほったらかしにしても、硬くなるが黴は生えない。製造する側には必要なことかも知れないが、消費者サイドでは、使って欲しくない代物である。「直ちに生体に影響のあるものではない」と言われるが、「身体に馴染みがあるものでない」のは明らかであり、現在アレルギーや、所謂「〇◇症候群」と言われる症状の多発する原因と言われる。無関心でいてはいけない。
記事・画像 引用・参考元 Excite News <TechinsightJapan 編集部 エリス鈴子>
出典 :http://www.mirror.co.uk
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