40~50代で「妙に物忘れが増えた」と嘆く人が増加! 物忘れは海馬にある神経細胞の機能低下にある! 若年性の物忘の原因は「働き過ぎ」にある場合が多い!
「若いのに物忘れが多いのは、若年性アルツハイマーの可能性もありますが、たいていは忙しすぎるだけです」(眞田クリニック・眞田祥一院長)働きバチ王国!日本!その割に働いた割合に応分の結果が付いてこない現状!だから増々「働こう!」とする悪循環!
働き盛りの多忙な人は、やることや考えることが多すぎて、単に記憶の容量がオーバーしているのだ。要職の人に秘書が必要なのは、「物忘れに備えるため」だと眞田院長は言う。
しかし、注意をしなくてはならない場合もある。多忙な世代の物忘れについて、くどうちあき脳神経外科クリニック・工藤千秋院長は指摘する。
「バリバリ働く40~50代の人は、付き合いでお酒を飲むことが多く、中性脂肪値やコレステロール値が高い傾向にあります。そうなると血圧も血糖値も高くなり、血流が悪くなるから、脳が酸欠状態に陥るのです」脳が酸欠状態になれば、神経細胞の機能は当然低下する。さらに、多忙による睡眠不足が血行不良を助長する。これが壮年男性によくある物忘れの要因だ。
一方、壮年の女性には別の原因がよく見られるという。特にキャリアのある女性は真面目な人が多く、深夜まで仕事のことで頭を悩ませがちです。脳が疲れているのに、眠れないから回復する暇がなく、物忘れが起きやすい。
さらに、重責を負う人は心が休まる暇もなく、イライラしたり落ち込んだりするうちに、うつ状態に陥りがちだ。うつ状態になると、脳の働きが極端に鈍くなる。うつが原因で物忘れが起きることもある。
過労は「ストレスの一種」である。自律神経の緊張状態が続く。ましてや多忙で睡眠も充分にとれない状況だと、疲労回復も儘ならず、更なる自律神経の疲労を招く。睡眠不足もストレスの一種だ、状況はますます悪化する。脳も増々疲労する。
いま「働き方改革」が叫ばれている。政府の言う「改革」は、表向きで、裏の意味は、「効率よく働かせる」という意味だが、こういうのに惑わされず、少しでも心身共に健康を維持できるようにすべきである。非正規社員など、不安定な社会状況から来るストレスも加わる。
若くして物忘れが増えたら、まずは働きすぎに注意しよう!自分から心身とも不安定な状況に追い込むことは無い。
記事・画像 引用・参考元 日刊ゲンダイ <ヘルスケア>
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